転職エージェントとは、仕事を探す人と企業の間に立って、マッチングしてくれるサービスです。希望に合う求人を探して紹介してくれるだけでなく、キャリアの相談に乗ってもらえたり、転職活動のノウハウを教えてサポートしてもらえたりします。
利用は無料でできるので、「転職したいな」と思っている人は、活用するのがおすすめです。すぐ転職する予定がなくても、相談だけでも利用できるので、「これからのキャリアの相談をしたいな」という人も活用しましょう。
最近では転職エージェントの種類も増えてきました。「どの転職エージェントに登録したらいいか分からない!」という人もいるかもしれません。転職エージェントを大きく分けると、次のような種類があります。
女性向け転職エージェント
女性のキャリア支援に強く、ライフステージの変化を踏まえたキャリア相談ができます。女性が働きやすい求人や女性が活躍できる求人も取り扱っているのが特徴です。
【登録数の目安】
1社~2社
【サービスの例】
大手転職エージェント
扱っている求人の量が多く、職種もエリアも幅広いのが特徴。自分に合う求人をできるだけ多く見たい人は登録必須です。
【登録数の目安】
2社~3社
【サービスの例】
転職を考える女性は、「Ready就活 」「doda(デューダ)」「リクルートエージェント」の3つに、まずは登録するのがおすすめです。そして、希望の職種や条件に特化した転職エージェントがあれば、併せて登録しましょう。そうすれば自分の希望にあった求人にたくさん出会えるでしょうし、相談しやすいキャリアアドバイザーにも出会えるはずです。
この記事では、女性におすすめの転職エージェントを選りすぐって紹介します。また、記事の後半では、転職を成功させるポイントや、女性ならではの転職の悩みなどをまとめています。
女性におすすめの転職エージェント
Ready就活
転職エージェント 女性向け 営業案件に強い
- 女性のキャリア支援に向き合う転職エージェント
- 面談回数ややりとりに制限なし
- LINEで気軽に質問や相談できる
- 転職するか悩んでいる段階でも相談OK!
- 応募書類の添削や面接対策などもサポート
- 無料で利用できる
Ready就活 は、女性のキャリア支援に特化した転職エージェント。「自分に合う仕事って?」「スキルに自信が無くて」といった相談に乗ってもらえ、独自ネットワークであなたにぴったりの求人を紹介してもらえます。女性のライフステージの変化を見越して、厳選して求人を紹介するので、「働きやすい環境がいい」「キャリアアップを目指したい」といった希望も叶うでしょう。
あなたの転職をサポートするのは、専任アドバイザー。履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削や、1社ずつ丁寧な面接対策などを受けられるので、初めての転職でも安心です。女性のアドバイザーもいますし、LINEで気軽にやりとりできるので、ちょっとした質問もしやすいのが嬉しいポイントです。転職すると決めてなくても相談OK。一緒にキャリアプランを整理してもらえます。平日夜間や土日でも面談が受けられるので、まずは気軽に相談してみましょう。
フロンティアエージェント株式会社
- 個別面談・カウンセリング
- キャリアプランの提案
- 応募書類の添削・作成サポート
- 求人紹介
- 面接の日程調整
- 面接対策
- 条件の交渉代行
doda
転職エージェント 転職サイト 幅広い業種・職種あり
- 希望や条件に合う求人を紹介してもらえる
- 女性が活躍できる求人を持っている
- 「残業20時間未満」「完全週休2日制」など働きやすい求人もあり
- 女性のキャリアアドバイザーに相談できる
- 企業からオファーが来るから忙しくても転職活動できる
- 無料で利用できる
doda(デューダ)は、大手企業や優良企業を中心に、幅広い求人を取りそろえている転職エージェントです。転職のプロに希望に合った求人を紹介してもらえます。また、転職サイトの機能もあり、自分でも求人を探せます。「女性活躍」といった社内環境や、「産休・育休所得実績あり」「在宅勤務」といった働き方などでも検索できるので、希望に合う求人が見つかるでしょう。まずは自分で探して、必要なときに転職活動をサポートしてもらう、といった使い方もできます。
女性のキャリアアドバイザーもたくさんいるので、女性に転職相談をすることもできます。「女性に相談したい」「ライフイベントを踏まえてキャリアを考えたい」という人は、無料相談(カウンセリング)の時に女性担当者をつけてもらえるよう伝えてみましょう。また、企業からオファーが来るスカウトサービスもあります。忙しくても、スキマ時間を利用して自分に合った求人をチェックできるので、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
パーソルキャリア株式会社
- 個別面談・カウンセリング
- キャリアプランの提案
- スカウトメールサービス
- 応募書類の添削・作成サポート
- 求人紹介
- 求人検索
- 面接の日程調整
- 面接対策
- 企業への応募者推薦
- 給与や条件の交渉代行
- 入社後のサポート
- 企業ブロック
第二新卒で初めての転職活動を始めた際、自身の経験や実績の不安を感じていましたが、dodaを利用して良いサポートを受けました。担当者は親身になって相談に乗ってくれるだけでなく、論理的なアドバイスも提供してくれました。求人紹介や面接練習なども手厚く、電話やWEBでの相談もしやすかったです。
また、LINEを通じてキャリアアドバイザーと連絡を取ることができ、コミュニケーションがスムーズでした。
(みん評 )
年齢が上であっても、親身にご対応いただきました。いくつか登録していましたが、ここだけはお断りがありませんでした。他社には即、お断り、で登録したけどメールすら来ないことが当たり前だったので。転職が決まったのもここです。メールも電話も駆使して連絡がいただけますし、試験や面接で必要なことなども事前に教えていただけるので前もって準備して臨めるのが良かったです。また企業に直接言いにくい交渉も代わりにしていただけるので、精神的な負担が少ないのも良かったです。マッチングしている企業様からメールがかなりの量来るので諦めずに続けられました。
(みん評)
リクルートエージェント
転職エージェント 全年代向け 幅広い業種・職種あり
- 国内最大規模の求人数を扱っている
- 強みを見つけて、企業にアピールしてもらえる
- 各業界に精通したアドバイザーが対応してくれる
- 転職活動に役立つ面接対策やセミナーなどが受けられる
- キャリアアドバイザーが合わないと感じたら変更をお願いできる
- 無料で利用できる
リクルートエージェントは、国内最大規模の求人数を扱っている転職エージェント。たくさんの求人から自分に合った応募先を決めたい人は、まず登録しておいた方がいいサービスです。非公開求人も多いので、検索では見つけきれなかった求人にも出会えるでしょう。また、利用してきた人も多いので、現在の転職市場の動向だけでなく過去の事例なども考慮したうえで、あなたに最適な求人を紹介してもらえます。
リクルートエージェントのキャリアアドバイザーは、履歴書・職務経歴書・面接といった選考のアドバイスを行うだけでなく、企業へ利用者の強みをアピールして推薦してくれます。「転職活動は初めてで…」「自分の強みがよく分からなくて」といった人でも安心です。転職活動に便利な読み物コンテンツも多く、転職のポイントを押さえながら転職活動を進めていけるのも嬉しいポイントです。
株式会社リクルート
- 個別面談・カウンセリング
- キャリアプランの提案
- 求人紹介
- 応募書類の添削・作成サポート
- 面接の日程調整
- 面接対策
- 企業への応募者推薦
- 給与や条件の交渉代行
- 入社後のサポート
- 転職活動をサポートする豊富な読み物コンテンツ
転職活動をする暇が無く、中々前職から離れられない状況でした。そんな中でネットを利用しての転職を視野に入れたのですが、かなり良かったです。職業案内所などでは手続きをしたり、待ち時間が合ったり、そもそも施設に行かなくてはダメだったりと手間が掛かっていたのですが、ネットの転職エージェントならそれらが入りません。家から簡単に利用出来るので楽です。しかも、私が利用したリクルートは仕事の幅が広く豊富で、自分庫のみの職場が探しやすかったです。なるべく、次回が無い事を祈りますが、もし転職をしたいときには再度利用したいと思います。
(みん評)
(略)エージェントにとって私の経歴はきっと美味しくない求職者だとおもいましたが、こちらからレスポンスを早くしているとどんどん柔軟に提案してくれ、内定がでたときは喜んでくれました。
電話での模擬面接、面接セミナーも無料で参加でき、そちらも私にとっては企業側の視点を考えるよい機会になりました。
相性もおおきいので、エージェントに不満を持たれた方はいきなり退会ではなく、一度担当をかえてやってみるというのもいいかとおもいます!
(みん評)
女性におすすめの特化系転職エージェント
キャリアアップ・年収アップを狙う女性におすすめの転職エージェント
キャリアアップや年収アップを狙う人は、ミドルキャリア・ハイキャリア向けの転職エージェントにも登録しましょう。これらのエージェントは役職がある求人や年収が高い求人を多く取り扱っています。登録に審査があるものもあるので、自分に合った転職エージェントを選ぶのが必須です。
サービス名 | ポイント |
---|---|
ビズリーチ | ・管理職などのプロフェッショナル人材向けの転職エージェント ・求人検索や、関心を持った企業やヘッドハンターからのスカウトメールも ・利用には職務経歴書による審査が必須 |
パソナキャリア | ・リーダー、課長、マネージャー、部長、役員まで幅広い求人を持つ転職エージェント ・女性のキャリアに強く、価値観や希望に合わせてサポート ・企業のクセ、面接での想定質問、回答ノウハウも教えてもらえる |
正社員や未経験の仕事にチャレンジしたい女性におすすめの転職エージェント
正社員や未経験の仕事にチャレンジしたい人は、正社員の求人や未経験OKの求人を多く取り扱っている転職エージェントに登録しましょう。なかには、費用がかかるけれども専門スキルを身につけられるサービスもあります。
さービス名 | ポイント |
---|---|
正社員マッチング | ・幅広い年齢・経歴の方に全国の優良企業の仕事を紹介する転職エージェント ・経験豊富なアドバイザーが、適正診断、応募書類作成、面接対策、入社までサポート ・無料で利用できる |
WorX | ・異業種への転職に特化した転職エージェント ・ITやマーケターなどの専門スキルを勉強できる、オンラインスキル支援がある ・転職成功後に受講費用がかかる |
転職エージェントだけでなく、スキルを教えてくれて転職もサポートしてくれるスクールに通う道もあります。「スキルを身につけて、新しいことにチャレンジしたい!」という人は、そのようなスクールもチェックしてみましょう。
関連記事 転職に役立つおすすめのスクール27選~選び方とスクールの特徴を解説
職種に特化した女性におすすめの転職エージェント
特定の職種や業界に特化した転職エージェントもあります。専門的な求人を扱っているだけでなく、その業界のことに詳しく、その業界の転職ならではのアドバイスがもらえるのも嬉しいポイントです。転職したい職種・業界に特化した転職エージェントがある場合は、登録するようにしましょう。
サービス名 | 特化した職種 | ポイント |
---|---|---|
クリーデンス | アパレル・ファッション | ・アパレル・ファッション業界に強い転職エージェント ・販売、企画、EC運営、デザイナーなどの幅広い求人!メインは正社員、契約社員 ・書類の書き方や面接対策だけでなく、企業情報の共有やデザイン画のアドバイスも |
ブライダルビズ | ブライダル | ・全国のホテル・結婚式場・ドレスショップ・ブライダルサロンの求人を持つ転職エージェント ・実際の働き方や仕事内容、キャリアアップなど内部情報を教えてもらえる ・未経験からのチャレンジもOK! |
バックアップキャリア | バックオフィス・事務職 | ・事務、人事、経理、広報、ITサポートなどバックオフィス業務特化の転職エージェント ・求人を紹介するだけでなく、長期的なキャリアプランを見据えた提案してもらえる ・的確な企業のみ紹介するから、入社後の定着率は97% |
IT専門転職エージェント@PRO人 | IT系 | ・IT専門の転職エージェント ・キャリアアドバイザーはIT業界経験者!担当する人数を抑えているからサポートが手厚い ・首都圏で働きたい人向け |
レバウェル保育士 | 保育士 | ・保育士・幼稚園教諭に特化した転職エージェント ・元幼稚園教諭のアドバイザーもいるので、職場の雰囲気も踏まえて希望に沿った職場を提案 ・自ら求人開拓しているから人間関係などの詳細情報も持っている!急募、好条件も |
レバウェル介護 | 介護 | ・介護業界に特化した転職エージェント ・人間関係や評判などの情報も充実!言いづらい待遇交渉も代わりにやってもらえる ・希望や経験をヒアリングして、キャリアのアドバイスや過去事例の紹介も |
レバウェル看護 | 看護 | ・正看護師、准看護師、保健師、助産師いずれかの資格をお持ちの方の転職・復職をサポート ・看護師として働いていても相談しやすい24時間電話対応 ・医療業界を熟知したキャリアコンサルタントが、地域密着で提案してくれる |
女性が転職を成功させるには?
女性向け転職エージェントを使うメリットとデメリット
女性向けの転職エージェントには、次のようなメリットとデメリットがあります。
- 結婚や子育てを踏まえた転職の悩みや不安を相談できる
- 女性が働きやすい職場の求人を持っている
- 転職活動のサポートを受けられる
- 女性向けの転職エージェントが少ない
- 求人の選択肢を絞ることになる
女性向けの転職エージェントは、女性のキャリアに向き合い続けてきた経験豊富なキャリアアドバイザーに相談できるのがメリットです。結婚や子育てを踏まえたキャリア相談に乗ってもらえるので、とても心強いのが特徴です。また、ワークライフバランスや柔軟な働き方などが整っている、女性が働きやすい職場の求人も持っています。
一方で、女性向けの転職エージェントは少なく、大手と比べると扱っている求人の数も少ないのが現状です。女性向けの転職エージェントは、女性にとって強い味方になりえます。しかし、女性向けの転職エージェントだけを利用したのでは、転職の選択肢を絞る可能性もあるのです。
成功のポイントは「複数の転職エージェントを使う」
女性向けの転職エージェントは、女性向けならではのサポートが整っています。しかし、求人の選択肢を絞ることになるのがデメリットです。「悩みを分かってくれる人に、キャリアの相談をしたい」「けれど、いろんな求人を見て、自分に合った職場で働きたい」そのためにも、複数の転職エージェントを使いましょう。
1つの転職エージェントだけだと、そのエージェントが持っている求人しか見れません。しかし、複数の転職エージェントを利用すれば、その分たくさんの求人が見られます。あなたの希望に合う求人も、複数出てくるでしょう。
女性向け転職エージェントも併用する
求人数が多い大手転職エージェントを利用すれば、それだけ多くの求人が見られますが、そのようなエージェントは転職サポートも一般的なものが多く、女性特化ではありません。そのため、最低1つは女性向け転職エージェントを使うのがおすすめです。そうすれば、女性ならではのキャリア相談もできますし、女性が働きやすい職場の求人も見られます。
まずは、転職エージェントを3~5社登録しましょう。女性向け転職エージェントの他にも、大手の転職エージェントにも登録します。また、もし希望する職種や条件に特化した転職エージェントがあれば、それにも登録すれば、より自分に合った求人に出会いやすくなるでしょう。
種類 | 登録数目安 | サービス名 |
---|---|---|
女性向け転職エージェント | 1社~2社 | ・Ready就活 |
大手転職エージェント | 2社~3社 | ・doda(デューダ) ・リクルートエージェント |
職種や条件に特化した転職エージェント | 0社~2社 | ・正社員マッチング ・クリーデンス など |
相性の合うキャリアアドバイザーに絞っていく
たくさんの転職エージェントを併用していると、忙しく思うかもしれません。最初は3社~5社に登録しても、使っていくうちに「いいと思える転職エージェント」「相性の合うキャリアアドバイザー」に絞っていくのもありです。
女性のキャリアアドバイザーだと、相談しやすいことも多いでしょう。結婚、出産、育児を体験している場合もあります。仕事の両立について本音を交えたリアルなアドバイスをもらえることもありますし、きめ細やかなサポートを受けやすかったりします。
なお、基本的に担当するキャリアアドバイザーは変更可能です。女性の方が話しやすいという時や、今の担当とは相性が合わないという時には「女性にもお願いしたい」「別の方に対応してもらいたい」と伝えてみてもいいでしょう。
- 相談しやすいかどうか?
- 紹介される求人は希望や条件に合っているか?
- 転職を急がされないか?放置されないか?
- 結婚や出産の予定を聞いて対応が変わらないか?
- こちらの質問に答えられるか?
- 内定辞退を引き止められないか?
早めに転職したいときは優先順位を上げてもらう
早めに転職したいときは、キャリアアドバイザーの中の優先順位を上げてもらうのがコツです。
- 早めに転職したいとキャリアアドバイザーに伝える
- メールやLINEの返信を早めにする
- 積極的に選考対策を受ける
- 希望の求人がない時は理由も伝える
このポイントを押さえてキャリアアドバイザーとやりとりをすれば、「この人は転職にやる気がある」と思ってもらえます。転職エージェントは、転職希望者が転職してはじめて企業からお金がもらえるビジネスです。そのため、転職にやる気がある人はサポートを優先的にしてもらえるでしょう。
結果的に、スムーズに転職活動を進められたり、いい条件の求人を紹介してもらえたりするかもしれません。
- 同じ求人に二重で応募するのはNG
- 経歴やスキルを偽るのはNG
- すべての希望条件が叶う求人はないと思った方がいい
積極的に転職活動を進めると言っても、他の転職エージェントで応募している求人に二重で応募したり、経歴やスキルを誇張しすぎるのはNGです。それをしてしまうと、キャリアアドバイザーとの信頼関係も壊れてしまいます。
また、転職活動をしていると、「給料もアップさせたい」「さらに、柔軟な働き方ができるところがいい」「ついでに家から近い場所がいい」と、つい「自分の希望がすべて叶う職場」を探してしまいます。しかし、希望がすべて叶う求人はほぼ出てきません。
転職先の希望条件には、順位を付けましょう。そして、1番の希望が叶う求人を選びましょう。柔軟な働き方がしたくて転職をしたのに、給与アップができて家から近い職場を選んでしまうと、働いているうちに「柔軟な働き方ができない」と不満が出てくるでしょう。希望がたくさん叶う求人ではなく、1番叶えたい希望が叶う求人を選ぶのが、転職を成功させるポイントです。
女性が働きやすい職場を見つけるポイント
女性が働きやすい職場とはどんな職場なのでしょうか?働きやすさは人それぞれだと言えます。柔軟な働き方ができるところを「働きやすい」と思う人もいますし、女性のキャリアアップに力を入れている職場が「働きやすい」と思う人もいます。
- 社員の男女比率
- 女性役職者の比率
- 産休・育休・働き方に関する制度
- 産休・育休制度の取得者数
- 産休・育休制度からの復帰数
- 女性の平均勤務年数
- 「くるみん」「えるぼし」認定
女性の働きやすさは、上記のような部分に現れます。とくに、出産や子育てを考えている人は、産休・育休の制度の有無だけでなく、取得者数・復帰数もチェックしてみましょう。これらの数が多ければ、産休・育休を取りやすく、子育てをしながら働きやすい職場だと言えるでしょう。また、「くるみん」は子育てサポート企業として認定された証です。「くるみん」に認定されているかもあわせてチェックしてみるといいでしょう。
キャリアアップを目指す人は、女性役職者の比率をチェックしてみましょう。女性役職者数の割合が高ければ、女性のキャリアアップを応援する制度や風土があると言えるでしょう。また、「えるぼし」は女性が活躍している企業として認定された証です。女性社員がスキルアップしながら継続的に働ける企業と言えるので、「えるぼし」に認定されているかどうかもあわせてチェックするといいでしょう。
会社の社風、労働環境、残業時間、人間関係といった、気になることや聞きづらいことをキャリアアドバイザーに聞いてみるのもいいでしょう。キャリアアドバイザーはこういった内部の情報を把握していますし、キャリアアドバイザーを通して確認してもらうこともできます。
年齢、結婚、出産から考える「転職を成功させるタイミングとポイント」
一般的に、転職は若い方が成功しやすいと言われています。ただ、年齢に合ったポイントを押さえて行動すれば、年齢が高くでも転職できるでしょう。
年齢から考える転職活動のポイント
転職を成功させるには、年齢に合ったアプローチをすることが大切です。年齢によって、重視されるポイントは違います。その重視されるポイントを外さずにアピールできるかどうかで、転職できるかどうかが変わってきます。
転職時の年代 | 転職で重要視されるポイント |
---|---|
20代前半 | ポテンシャル |
20代後半 | ポテンシャルとポータブルスキル |
30代 | 即戦力になれるかどうか(実務経験とマネジメント経験) |
40代以降 | 会社経営に貢献できるかどうか(実務経験とマネジメント経験) |
20代はポテンシャルが重要視される年代です。「どれだけやる気があるか」「どんな事が得意で、どう活かせるか」をアピールできれば、新しい仕事でもチャレンジできるでしょう。ただ、転職回数が多くなると、印象が悪くなってしまいます。転職を繰り返してしまわないように、長く働けるか?長く働きたいか?を考えて、仕事を選びましょう。
「ポテンシャル」が重視されるのは20代までと言えます。30代以降は、スキルを活かして働いてくれるかどうかが見られます。これまで仕事でどのような経験・スキルを身につけてきたかを整理してアピールしましょう。
30代・40代は結婚や出産といったライフイベントが発生しやすい年代でもあります。女性の活躍を応援してくれる企業など、安心して働けるでしょう。また、ライフイベントの発生によって、働き方を変える必要も出てくるでしょう。そうなっても大丈夫なように、ライフイベントの計画を踏まえて、転職先を選ぶようにしましょう。
結婚の予定から考える転職活動のポイント
「結婚前に転職した方がいいの?」「結婚後だと転職って難しくなるの?」という人もいるでしょう。「結婚と転職はどちらが先がいいの?」という問題で、最適な答えは人によって違います。結婚の予定がある人は、結婚前の転職・結婚後の転職にあるメリットとデメリットを知っておきましょう。そして、自分にとっていい方を選択するようにしましょう。
【結婚前の転職】
- 勤務時間や勤務場所に制約がなく、選べる求人が多い
【結婚後の転職】
- 結婚後のライフスタイルに合う企業が探せる
- 名義変更などの手続きをする必要がない
【結婚前の転職】
- 結婚後のライフスタイルと働き方が合わなくなる可能性がある
- 結婚準備や手続きで忙しくなりストレスが溜まる可能性がある
【結婚後の転職】
- 応募できる求人が限られてしまう可能性がある
- 出産のタイミングが先送りになる可能性がある
結婚前の転職では、家庭の都合に縛られることもないので、選べる求人は多いでしょう。しかし、結婚後にライフスタイルが変わって、働き方が合わなくなる可能性があります。結婚の予定がある人は、「結婚後もその会社で働き続けられるか?」を考えて求人を選びましょう。
結婚後の転職では、結婚後のライフスタイルも分かったうえで求人を探すのでミスマッチが少ないでしょう。また、既婚者は、結婚退職の可能性がない人として企業から見てもらえます。一方で「残業が頼みにくいのではないか?」「すぐに産休や育休に入るのではないか?」と、家庭の事情を気にされるかもしれません。結婚後の転職では、その会社で長く働く意志があることをアピールして、採用者の不安を払拭するのがポイントです。
迷ったときには、パートナーだけでなく転職エージェントにも相談してみるといいでしょう。とくに女性向けの転職エージェントは、女性のキャリアについて相談に乗ってもらえます。転職エージェントはすぐに転職しなくても相談から受け付けてくれるので、気軽に利用してみるのがおすすめです。
出産の予定から考える転職活動のポイント
「出産をしたいけど、転職もしたい」という人は、出産前の転職と出産後の転職のメリットとデメリットを知っておきましょう。
【出産前の転職】
- 働き方に制約がなく、選べる求人が多い
- 新しい会社で居場所を作って休みに入るので、復職がスムーズ
【出産後の転職】
- 今の会社の制度を利用して産休・育休を取得できる
【出産前の転職】
- 転職後すぐに出産するのは難しくなる
【出産後の転職】
- 転職が先送りになる可能性がある
- 求人の選択肢が狭まる
出産前に転職すれば、働き方に制限もないので、選べる求人は多くなります。また、新しい会社での仕事に慣れてから産休や育休に入れば、復職もスムーズでしょう。ただ、転職後は新しい仕事に集中したいという気持ちも湧くでしょう。また、会社によっては「産休の取得は入社後1年経ってから」と決められています。転職後すぐに出産するのは難しくなるでしょう。
出産後に転職すれば、今の会社の制度を利用して産休や育休を取得できます。早めの出産を考えている場合には、出産後の転職がいいでしょう。ただし、その分、転職は先送りになるでしょう。また、子育てをしながら働ける求人を探すことになるので、求人の選択肢は狭くなる可能性があります。
出産を希望するタイミングは人によって違います。そのため、「いつ転職するのがいいか?」「転職と出産はどっちが先がいいか?」という問題の答えも、人によって違います。転職や出産のタイミングは、メリットとデメリットを踏まえて、パートナーと相談し合うのがおすすめです。
また、迷ったときには、パートナーだけでなく転職エージェントにも相談してみましょう。キャリアアドバイザーには、出産・子育てを経験している人もいます。そういった人に対応してもらえれば、体験も踏まえてアドバイスしてもらえるでしょう。転職エージェントはすぐに転職しなくても相談から受け付けてくれるので、気軽に利用してみるといいでしょう。
女性の転職でよくある質問
- 転職エージェントに頼めば、未経験の仕事に挑戦できる?
-
転職エージェントに頼んだからといって、未経験の仕事への転職が成功するとは限りません。また、未経験の仕事への転職成功率が高いのは、ポテンシャルを見られる20代がメインです。年齢が上がるほど、未経験の仕事への転職は、難しくなっていきます。
ただ、20代以上の年齢でも、未経験者を歓迎している求人が多い仕事なら、転職できる可能性は比較的高くなります。例えば、宿泊・販売・保育・教育・配送・医療・福祉などは、未経験を歓迎する求人が比較的多くなっています。
また、医療・福祉、サービス業といった女性ならではの細やかなサービスが好まれる仕事も、比較的転職しやすいでしょう。 - 派遣社員よりも正社員を目指した方がいいのでしょうか?
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正社員と派遣社員のどちらがいいか?は、望む働き方やキャリアプランによって変わってきます。
正社員は安定して長く働けます。キャリアを積んでいきたい、年収をあげていきたいという人は、正社員の方が叶いやすいでしょう。
一方、派遣社員は生活の変化に合わせて仕事が選べるので、プライベートの時間も作りやすいでしょう。子どもとの時間を増やしたいという人は、派遣社員の方が叶いやすいでしょう。
何を大切にして働きたいか?を考えて、希望の働き方が叶う方を選びましょう。もしもどちらがいいのか悩む時には、転職エージェントに相談するのがおすすめです。 - 結婚の予定があるのですが、どんなことに気をつけて転職活動をすればいい?
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結婚後も同じ働き方ができるか?を考えてから、転職活動をしましょう。
「転職したものの、結婚したら今と同じ働き方ができなくなった…」というのでは、転職した意味がありません。転職活動をはじめる前に、「結婚した後、どう働けるか?」「どう働きたいか?」を考えてみましょう。そのうえで、希望の働き方ができる場所に転職するのがおすすめです。
また、出産を考えている人は「いつまでに出産したいか?」も考えて行動しましょう。 - 出産前に転職した方がいい?それとも出産後まで待った方がいい?
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いつまでに出産したいかを考えてみましょう。その上で、どちらがいいかを考えることが大切です。また、キャリアのプロに相談するのもおすすめです。
出産前の転職と出産後の転職には、それぞれメリットとデメリットがあります。
出産前に転職する場合、勤務時間などに制約がないので、選べる求人も多いでしょう。ただ、企業によっては、「1年以上在籍した場合」など、産休の取得に条件があるところもあります。また、転職後数年間は仕事に集中したいという人も多いでしょう。そのため、すぐに出産するのは難しくなります。
出産後に転職する場合、現在の会社の制度を利用して産休・育休できるでしょう。しかし、その分、転職が先送りになります。「子育てを考えると、時短勤務ができる所でないと働けない…」となると、求人の選択肢が狭まり、内定先が見つかりにくくなる可能性もあります。
いつまでに出産したいかを考えた上で、どちらかを選択しましょう。転職エージェントは、すぐに転職する予定がなくても相談に乗ってもらえます。まずはキャリアのプロに相談してみるのもおすすめです。 - キャリアアドバイザーと相性が合わなくて、転職活動が進みません…
-
担当キャリアアドバイザーの変更をお願いしてみましょう。
転職エージェントを使っていると、担当になったキャリアアドバイザーと相性が合わないこともあります。そんな時は、ガマンせずに変更をお願いしてみましょう。相性の合うキャリアアドバイザーに当たれば、転職活動もきっとスムーズに進むでしょう。
「転職したい!」「キャリアの相談に乗ってほしい」という人は、こちらの転職エージェントに登録しておきましょう。
サービス名 | Ready就活 | doda(デューダ) | リクルートエージェント |
---|---|---|---|
種類 | 女性向け転職エージェント | 大手転職エージェント | 大手転職エージェント |
利用価格 | 無料 | 無料 | 無料 |
ポイント | ・女性のキャリア支援に向き合うエージェント ・ライフステージの変化を踏まえて、求人を厳選して紹介 ・転職に悩んでる段階でも相談OK! | ・求人を紹介されるだけでなく、エリアや働き方で検索もできる ・企業からオファーが来るから、条件に合う求人を見逃さない ・女性が活躍している企業の求人も扱っている | ・求人の取り扱い数がとにかく多い! ・最新の転職市場や過去事例などを考慮して、最適な求人を紹介 ・キャリアアドバイザーの変更もできるから安心 |
公式サイト | Ready就活 公式サイトで無料相談 | doda 公式サイトで無料相談 | リクルートエージェント 公式サイトで無料相談 |