人や社会、環境、地域などに配慮した消費行動。倫理的消費。
会社で購入する文房具をエコ素材のものにし、エシカル消費を実践する。
エシカル(ethical)とは、「倫理的な」という意味の英語。消費者が倫理的な発想から、購入・消費するモノやサービスを決めることを言う。エシカル消費は大きく3つの観点に分けられる。
- 人・社会への配慮
社会の不均衡を是正し、助けが必要な人たちを支援する消費。フェアトレード商品(認証基準を満たす商品)や障がい者支援商品の購入など。
- 自然環境への配慮
自然環境を損なわないものや、自然環境を良くするものを選ぶ消費。リサイクル製品、脱プラスチック製品、国産材使用商品の購入や、自然エネルギー、カーシェアリングの利用など。
- 地域への配慮
地域経済や地域社会を損なわずに応援する消費。地産地消、応援消費や、伝統工芸品の購入など。
エシカル消費への関心が高まる中、エシカルかどうかという観点が、企業やブランドに対する新たな評価軸となってきている。
- メリット
社会全体が倫理的な方向を目指すことに繋がる
多くの社会問題や環境問題の解決に繋がる
- 企業のデメリット
取り組みや認証マークの取得にコストがかかる
大量生産に向かないため、普通の商品に比べると高価になりがち
- 消費者のデメリット
普通の商品よりも高価であることが多い
エシカルな取り組みを行っている企業を見つけにくい
名前だけが先行し、他の観点から見るとエシカルでない取り組みが含まれている可能性がある
- 似た言葉
サステナブル消費
フェアトレード