勉強時間の作り方~忙しい社会人でも効率的に勉強するには?

勉強時間の作り方

 スキルアップやキャリアのためにも勉強したい、という気持ちがあるけれど、忙しくて時間がない、という人も多いのではないでしょうか。

 学生と違って、社会人は机に向かう時間を作るだけでも一苦労です。だからこそ、スキマ時間の活用は必須。その他にも、工夫しながら時間を捻出していくことが大切です。

 この記事では、勉強時間の捻出方法や、忙しい中でできる勉強の工夫などを紹介します。

目次

勉強時間の作り方は?

仕事をしながら勉強時間を作ろうとしている人

 忙しい社会人は、机に向かわず勉強する機会の方が多いでしょう。ここでは、どうすれば忙しい社会人でも勉強時間を捻出できるのか?その方法とアイデアを紹介します。

いつでも勉強できる状態にする

 勉強したい!と思ったときに、教材が手元にないと意味がありません。いつでも勉強できるように、テキストはいつも持っておきたいですね。

 テキストをいつでも持っておく他にも、テキストをスマホにデータ化して入れておけば、移動時間でも簡単にチェックできます。

短いスキマ時間でもやれることを決める

 もし5分だけ暇な時間があったら、あなたは勉強しますか?

 「スキマ時間が5分だけあったら、これをやる!」を決めておけば、短いスキマ時間でも効率的に勉強できるでしょう。たった5分でも復習や暗記に充てれば、グッと早く知識を身につけられますよ。

短いスキマ時間でやれることの例
  • ~5分:復習、暗記
  • ~15分:読書、動画視聴
  • ~30分:練習問題

ながら勉強を始める

 忙しいと「スキマ時間すら確保できない!」なんて日もあるでしょう。スキマ時間だけ勉強に充てていたのでは、忙しい日は勉強がストップしてしまいます。毎日勉強するには、スキマ時間だけでなく、なにかをしながら勉強をする「ながら時間」もやってみましょう。

「ながら勉強」に充てられる時間の例
  • 食事を作る時間
  • 食事をする時間
  • 通勤時間
  • 家事をする時間
  • 眠りにつくまでの時間
  • ウォーキング・ランニングの時間

 単純作業をしている時間に、口や耳を使って学ぶ方法です。例えば、覚えたいことを読み上げて、スマホに録音してみましょう。それを料理しながら聞けば、テキストを読まなくても勉強できます。

 「自分の声は、なんだか恥ずかしい!」という人は、読み上げソフトに入れ込んで、音声データにしたものを聞くといいでしょう。

 「満員電車で通勤しているから、テキストを開いて勉強できない」という人も、この方法なら通勤時間に勉強できます。

 ただ、人と一緒にいるときには「ながら勉強」は避けた方が無難です。場合によっては、「一緒に食事してるのに、相手は録音した自分の声を聞いている……」と、ヘンな趣味がある人と思われてしまいます。

今を改善すればもっと時間捻出!

無駄な時間を改善して勉強している人

 新しいことを始めるだけでなく、今の生活を見直すことでも、時間は捻出できます。ここでは、見直しのポイントを紹介します。

時間の使い方を振り返る

 まずは、時間の使い方を振り返ってみましょう。本当は勉強できるのに、だらだらと過ごしてしまっている…そんなムダな時間はないでしょうか?

帰宅してからの過ごし方の例

21:30~21:35 帰宅・スーパーで買ったものを冷蔵庫へ
21:35~21:50 お風呂でリラックス
21:50~22:05 髪を乾かしながらスマホ
22:05~22:35 料理・食事
22:35~23:00 テレビ・スマホ
23:00~23:30 勉強時間
23:30~23:45 就寝準備・就寝

 上の例では、30分の勉強時間がありますが、スマホを触る時間を勉強時間に変えれば、もっと勉強できるでしょう。さらに、料理や食事の時間、就寝準備・就寝時間でながら勉強をすれば、さらに時間が捻出できます。

 もちろん、気分転換やリラックスの時間は必要です。また、テレビやスマホから情報を得ることも社会人には大切です。ただ、優先順位をつけずに、だらだらスマホを触ったりテレビを見たりしているのであれば、もったいないでしょう。

 過ごし方に優先順位を付けて、優先順位の低い何か1つだけでも止めてみましょう。そうすれば、メリハリをつけながら勉強時間を捻出できます。

優先順位をつけて見直した後の、帰宅後の過ごし方の例

21:30~21:35 帰宅・スーパーで買ったものを冷蔵庫へ
21:35~21:50 お風呂でリラックス
21:50~22:05 髪を乾かしながら、スマホで復習
22:05~22:35 料理・食事をしながら、ながら勉強
22:35~23:00 テレビ・スマホ
23:00~23:30 勉強時間
23:30~23:45 ながら勉強をしながら、就寝準備・就寝

目標や期限をはっきりさせる

 「資格を取得する!」といった目標や、「来年の3月までに」といった期限が決まっている人ほど、勉強のモチベーションは維持しやすいものです。

 逆に、目標や期限があいまいだと、勉強に身が入りません。時間を捻出して勉強するのは、楽しみをガマンすることでもあります。つい「明日やればいいか」と後回しにしてしまいがちです。意味のある勉強を継続しつづけるには、目標や期限をハッキリと決めることが大切です。

 「いつまで」に「どうなりたい」のか?を考えてみましょう。このときに大切なのは「具体的に考えること」です。

具体的でない目標の例
  • 来年中に仕事に役立つ何かの資格を取る(具体的でない)
  • 英語をマスターする(測定できない)
  • 1週間でTOEIC850点を目指す(達成の現実味がない)
  • 活かす場面がないけど、英語を習得する(自分に関連性がない)
  • いつか英語がようになる(期限がない)

 「来年中に仕事に役立つ何かの資格を取る」という目標では、「資格を取るために何をすればいいか?」がわかりません。また、「経理の知識をマスターする」では、「どんな状態になることを目指しているのか?」がわかりません。

 目標を立てたときは、「SMART」という次の5項目が満たされているかをチェックしましょう。1つでも欠けているとき、その目標は具体的なものとは言えません。

目標を具体的にする5項目「SMART」
  • Specific(具体的な)
  • Measurable(測定可能な)
  • Achievable(達成可能な)
  • Related(関連性がある)
  • Time-bound(期間がある)

 それでは、先ほどの目標の例を「SMART」を満たすようにしてみましょう。具体的にすると、次のようになります。

具体的な目標の例
  • 海外対応をする部署への異動を目指して、来年の12月にTOEICで850点以上を取る

 このように、具体的な目標を立てれば、目標達成のために何をすればいいのかが分かりやすくなります。また、期限が決まっているので、学習計画も組み立てやすいでしょう。意味のある勉強を続けていくためにも、目標や期限を決めましょう。

気が散るものは近くに置かない

 勉強するときに、テレビはつけっぱなしになっていませんか?使わないのにスマホを手元に置いていませんか?

 テレビ、スマホ、雑誌などが手元にあると、勉強の途中なのについつい見てしまって、時間が過ぎてしまうことがあります。そのまま勉強から離れてしまうなんてこともあるでしょう。勉強はやらないと進みません。気が散るものまずは気が散る原因から離れて勉強してみましょう。

オンラインスクールを利用するのもおすすめ

スクールを利用して勉強している人たち

 それでも「なかなか時間を捻出できない!」という人は、オンラインスクールを使うのもいいでしょう。オンラインスクールはプロによる指導や各種サポートがあるので、独学よりも効率的かつスピーディに学べます。

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 そんなオンラインスクールには、次の特徴があります。

スキマ時間に勉強しやすいカリキュラムやサポートが整っている

 オンラインスクールには、効率的に学べるカリキュラムやサポートが整っています。なかには、スキマ時間に勉強することを前提として作られた動画カリキュラムがあるスクールもあります。好きな時間・好きなタイミングで学べるので、忙しくても学びやすいのが特徴です。

 分からないことがあればチャットで質問できるスクールもたくさんあります。質問するために先生の都合と自分の都合を擦り合わせないと…といったこともなく、気軽に質問ができます。一人で悩んだりすることもなく、分からないことがスムーズに解決できるので、効率的に知識を身につけていけるでしょう。

メンターに勉強方法を相談できる

 オンラインスクールのなかには、メンターがサポートしてくれるところもあります。そんなスクールでは、学習計画の立て方からサポートしてくれますし、あなたの生活に合った勉強時間の捻出方法を教えてくれたりもします。

 学習計画が立てられても、計画を見直すのは忙しいと後回しにしてしまいがちです。でも、メンターがいるスクールなら、そういった心配もありません。モチベーション維持を含めて、目標達成のためにサポートしてくれるメンターの存在は、とても大きく感じるでしょう。

支え合える仲間が作れる

 スクールによっては、仲間と一緒に勉強できるオンラインスペースがあるスクールもあります。仲間と約束をして、同じ時間に勉強をするのもいいですね。そうすれば、ついダラダラしたくなるような休日でも、集中して勉強できるでしょう。

 また、たとえ仲間を作ったり直接話したりすることがなかったとしても、頑張る仲間の姿を見れば「私もがんばろう」と思えるものです。モチベーションを維持しながら学べます。

副業スクールなら経験まで積める

 副業に活かせるスキルが学べ、サポートを受けながら副業に踏み出せるオンラインスクールもあります。こういったスクールは、スキルや知識が0のところから経験者が目指せます。もしも経験者としての実績を獲得したいと考えているならば、副業スクールに入ると、より効率的に学べるでしょう。

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ときにはリフレッシュしつつ継続していこう

勉強時間を作って目標達成した人

 忙しい中でも時間を作って勉強しようというのは、とてもすごいことです。楽しみをガマンすることも多く、無理をし続けていると、ときには疲れてしまうこともあるかもしれません。

 すべてを勉強に振り切ってしまわなくても構いません。息抜きする時間も持ちながら、継続することを大切に、1歩ずつ進んでいきましょう。

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