みなさんはストレスとうまく付き合えているでしょうか?勉強していると「ここが分からなくて止まってしまった」「思っていたよりも時間がとれなかった」など、ちょっとしたことでもストレスは溜まっていきます。
ストレスは勉強の効率にも大きく影響してきます。ストレスを溜めすぎるとモチベーションも下がってきますし、場合によっては挫折に結び付いてしまうでしょう。そういったことが無いように、日頃からうまくストレスと付き合うことが大切です。
この記事では、ストレスの根本原因を知って解消するための方法や、日頃からストレスをため込まないためにできることなどを紹介します。
ストレスの原因を軽くする方法とNG行動
勉強していてストレスを感じる場面は多いでしょう。ストレスを発散するのもいいですが、根本的な解決にはなりません。そのストレスの原因を考えて、できるかぎり取り除くことが大切です。ここではその方法を紹介します。
客観的に自分と話してみる
ストレスの原因について考えるには、あなた自身のことを客観的に見ることが大切です。そこでおすすめなのが、「知り合いに相談されたら、なんて答えるか?」を考えていく方法です。
もし友人がそういう状況だったら?後輩が困っていたら?と他の人が困っている体で考えてみます。そして、彼らに対してアドバイスするつもりで回答を書いていきます。ストレスの原因について客観的に考えられるので、冷静に判断しやすくなるのがポイントです。
- どうしてストレスが溜まっているのか?
- それに対してどう思ったか?
- そう相談されて、どう思ったか?
上の1と2は、相談内容です。「最近ストレスが溜まっていて…それはこういうことがあって……」「だから、こんな風に考えていて……」と、思いの内を書いてみましょう。
そして3は、その相談に対する回答です。相談にアドバイスするつもりで、書いていきましょう。正論を振りかざすのでなく、1や2の内容を受け止めつつ、少しでも改善できる方法を探してみることが大切です。
客観的に自分と話す問いかけ | 問いかけへの答えの例 |
---|---|
どうしてストレスが溜まっているのか? | 最近仕事や家庭の都合で忙しくて、寝る前に1時間やると決めていた資格勉強の時間がとれていない。 |
それに対して、どう思ったか? | どんなに頑張っても勉強時間が取れない気がする。最初は意欲があったけど、次第に諦めかけてきている。 |
そう相談されて、どう思ったか? | 無理するのはよくないと思う。でも、1時間なら他の時間を工夫したら、なんとかなるかもしれないよ。 例えば、通勤時間にテキストを読むとか、音声を聞くとかして、勉強できないかな? 料理は出来合いのものを買って、家事の時間を減らして、勉強時間に回せないかな? 少しずつでも勉強していれば、ちりも積もればで結構身につくよ。 |
3は、あなたのストレスを改善する行動になっているはずです。いきなりすべてをやってみるのは難しいかもしれませんが、少しずつ出来るところから始めてみると、ストレスが軽くなっていくでしょう。
ストレスが溜まったときにやりがちなNG行動
ストレスを感じたときに、やってはならない行動も紹介しましょう。ストレスを解消しようとしてついやってしまうNG行動は、次のようなものです。
- やけ酒・やけ食い
- 過度の睡眠
- 長時間のスマホ使用
- お金の浪費
どれも、時間やお金を浪費しますし、体調を崩してしまうかもしれません。こういったマイナスの影響が出る行動は、たとえストレス発散になるとしてもやらないようにしましょう。
勉強でストレスをため過ぎないためには?
「資格試験が近づいている…」「なかなか思うように身につかない…」勉強していると、いろんな場面でストレスを感じるかもしれません。
そもそもストレスは、プレッシャーを感じる場面でかかってきます。「仕事に活かせるスキルを身につけたい」「キャリアアップに繋がる知識を習得したい」と思って勉強していると、避けられないものです。
だからと言って、ストレスがかからないようにするというわけにもいきません。「スキルが身についた時に、資格試験を受けよう」と思っていたのでは、いつまで経ってもスキルは身につかないでしょう。
「適切なストレス」がなければやる気は出ないものなのです。目標や締め切りなど、適度なストレスをかけつつも、溜まり過ぎないように注意することが大切なのです。
それでは、適度なストレスをかけつつも、溜まり過ぎないようにするにはどうすればいいでしょうか?それには次の方法を取るといいでしょう。
目標は細かく段階的に設定する
夢を大きく持つのはいいことです。ただ、目標となると話は変わります。
英語を学んだことのない人が「TOEICで満点を取りたい!」と思ったとします。ただ、これをそのまま目標にしたのでは、そのために何をすればいいのか?が分かりにくくて動き出せないでしょう。
目標は細かく、段階的に設定しましょう。いきなり「TOEICで満点を取る!」なのではなく、そのために「まずはTOEICの600点を目指す」「テキストを毎日10ページこなして、半年で終わらせる」と細かい実行計画を含めて考えていきましょう。
そして、その計画が達成できたら「次はTOEIC650点を目指す」「そのために、今までよりも難易度の高いテキストを毎日5ページ取り組んで、半年で終わらせる」というように、徐々に難易度を上げていきましょう。そうすれば、階段を1歩ずつ上っていくのと同じで、無理なく進められるでしょう。
目標の数を絞る
「英語のスキルを身につけたい」「中国語も話せるようになりたい」と目標が多いと、学ばないといけないことが多すぎて分散してしまい、1つの勉強に集中できません。2頭追う者は1頭も得ずで、どの目標も達成できなくなってしまうでしょう。
目指す目標は、優先順位の高いものに絞りましょう。そして、1つを達成したら、その次にとりかかる…というようにしましょう。
やることを整理して優先順位をつける
勉強していると「あのテキストもこのテキストもやらないと」と、やることがどんどん増えていくかもしれません。ただ、目標の数と同じで、やることが多くなると、かけられる時間も集中力も分散してしまい、集中して学んでいけません。
やることは闇雲に増やさないようにしましょう。多く感じた時は、整理して優先順位を付けることも大切です。
締め切りまでに余裕を持つ
時間に余裕がないと、それだけでストレスは増します。いつまでにこのスキルを習得する、という期限を決めたら、余裕を持って始めましょう。
仕事や家の用事で忙しくて思い通りに進められないかもしれません。思った以上に難しくて、予定より時間がかかってしまうかもしれません。もしそうなっても大丈夫なように、計画自体に余裕を持つことも大切です。
過度にプレッシャーを感じないようにする
「これで結果を出せなかったら終わりだ」「今までやってきたことの意味がなくなる」というように過度なプレッシャーを感じないようにしましょう。
もしも試験に落ちてしまったり、身につけたスキルを仕事で活かしきれなかったりしても、今までやってきたことの意味がなくなるなんてことはありません。失敗したのならやり直せばいいだけの話です。
緊張感を持つことは大切ですが、過度にプレッシャーに感じていると、そのせいで力が発揮できないこともあります。自分を追い込み過ぎないようにしましょう。
周りと協力して時間を確保する
「勉強に充てられる時間が足りない」状態は、ストレスになります。ストレスを溜め込んでいかないためにも、勉強時間は工夫をして確保しておきたいものです。
もしも周りに協力してくれる人がいるなら、少し頼ってみましょう。自分が受け持っている家事などを、仕事を割り振るみたいに、誰かに協力してもらいましょう。時間の余裕ができますし、それが少しの時間であっても気持ちが楽になりますよ。
「もっと時間を確保したい!」「1人で暮らしていて、仕事を誰にも割り振れない!」という人なら、サービスに頼るのもおすすめです。食事のおかずは買ってくる、下ごしらえがされた冷凍食品を使うだけでも、だいぶ時間は捻出できます。
さらに「洗濯物を畳む時間を勉強時間に充てるために、洗濯物はハンガーに干した状態で取り込んでそのまま収納する」など、やっている行動を減らす工夫をするのもおすすめです。
勉強をサポートしてもらう
勉強をしていて、誰にも相談できない環境は意外とストレスが溜まります。分からない事が出てきたとき、「本当にこれで合ってる?」とぐるぐる悩んでいると疲れも溜まります。勉強スピードも落ちるので、「思っていたよりも進まなかった!」と焦って、よりストレスを感じることもあるでしょう。
そういった状態を避けるためにも、勉強を誰かにサポートしてもらうのはおすすめです。例えば、オンラインスクールを活用すれば、分からないことがあってもすぐに相談して解決できるので、悩むことも少なく効率的に勉強できます。それだけでグッとストレスは減ります。
学習内容だけでなく、勉強方法やキャリアについても相談できるので、心強い味方にもなってくれます。副業スクールは、0から副業を通して実績も積めるので、その後のキャリアに大きく役立つでしょう。
多くのオンラインスクールは、スクールが合っているかを確認できる無料カウンセリングや無料体験などを備えています。気になったら、まず参加してみるのがおすすめです。
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定期的にストレスを発散する
勉強ばかりやっていると、ストレスが溜まってしまうでしょう。気分転換をして、適度にストレスを発散させましょう。
- 太陽の光を浴びる
- 好きなことに没頭する
- 湯舟につかってリラックスする
- 読書や映画鑑賞などで笑ったり泣いたりする
- たっぷりと寝る
- 身体を動かす
- 大きな声を出す
- 誰かと話をする
- 好きなものを食べる など
ストレスとうまく向き合っていこう
ストレスが過度に溜まって、勉強に疲れてしまわないように気をつけましょう。そうすれば、ポジティブな気持ちで勉強に向き合えるはずです。
そのためにも、この記事で紹介したストレスの原因を軽くする方法や溜めないようにする方法を、ぜひ実践してみてください。より効率的にスキルや知識を身につけられるでしょう。