車を運転するのに教習所があるように、ドローンにも操縦が学べるドローンスクールがあります。ドローンは車と違って、操縦に免許は必要ありません。ですが、安全に操縦できるスキルや仕事でつかえる知識は、なかなか独学で身につけるのは難しいものです。
ドローンスクールに通えば、ドローンを安全に楽しめるようになったり、仕事で活かせるようになったりします。
趣味でドローンを飛ばしたい人
ほとんどのスクールでは、体験コースがあります。飛ばし方だけでなく、空撮を習って撮影するのも楽しいですよ。
- ドローンを安全に操縦できるようになる
- ドローンの知識やルールが身につく
ドローンで手に職をつけたい人
需要が高まっているドローン操縦者。空撮、点検、測量、農薬散布など、さまざまな場面で活躍しています。
- ドローンの専門的な操縦ができるようになる
- ドローンの専門的な知識が身につく
- 資格取得が目指せる
ドローンスクールには、いろんな種類がありますし、さらにコースも多様化しています。スクールやコースは、目的に合わせて選ぶことが大切です。
この記事では、おすすめのドローンスクールを紹介します。また、記事の後半では、ドローンスクールでどんなことが学べるのか?や、自分に合ったドローンスクールの選び方、ドローンの資格についてなどを紹介します。
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おすすめのドローンスクール
K.S.ドローンカレッジ
東京都 未経験者向け 経験者向け 趣味で始めたい人向け 副業・仕事で活かしたい人向け 無料体験あり
- 無料ドローン体験会は365日毎日開催中!夜19時以降もOK
- マンツーマンでレッスンしてもらえる
- 東京都心や埼玉県からアクセスしやすい立地
- 一部講座は給付金制度対象で、学費の20%が給付
- 無料ドローン体験会あり
K.S.ドローンカレッジは、趣味や仕事の幅を広げてくれるドローンスクールです。スクールは都心や埼玉県からアクセスしやすい立地にあり、行政からのドローン撮影や防災訓練を請け負うなど、地域に根差したスクールです。映画などでのドローン撮影経験豊富なインストラクター、建物メンテナンスや施工確認業務に従事した経験を持つインストラクターが所属していて、マンツーマンで教えてもらえます。
初心者向けの無料ドローン体験会では、経験豊富なインストラクターがついて基本操作のレクチャーから、実際にフライトまで体験。無料体験なのに30分以上しっかり操縦でき、なかには1時間以上操縦体験する方もいるそう。365日毎日開催していて、夜19時以降の体験会もOKだから、試してみやすいのが魅力です。無料体験参加者が増加中で、少し先の日程となる場合もあります。気になったら早めに問い合わせてみるのがおすすめです。
主なコース
国家資格の取得が目指せるコース。趣味でドローン飛行を始めたい方から、就職やキャリアアップを目指す方に。
最短学習期間:2日間
学費:80,000円~286,000円
(初心者1等の場合は、費用が追加されます。詳しくは要問合せ)
人気の空撮特化コース。趣味での撮影から、メディア・広告で活躍できるレベルが目指せます。
最短学習期間:5日間
学費:135,000円~341,000円
(初心者1等の場合は、費用が追加されます。詳しくは要問合せ)
国家資格×空撮×地理情報測量の技術が学べるコース。建設、農業、測量などで活用したい人にぴったりです。
最短学習期間:7日間
学費:289,000円~495,000円
(初心者1等の場合は、費用が追加されます。詳しくは要問合せ)
スクール詳細
- 東京都板橋区小豆沢2丁目9-19
(都営三田線「志村坂上」駅から徒歩5分、駐車場あり)
株式会社国書刊行会
楽天ドローンアカデミー
東京都 群馬県 未経験者向け 経験者向け 無料体験あり 趣味で始めたい人向け 副業・仕事で活用したい人向け
- 経験豊富な現役パイロットがマンツーマンで指導
- 未経験者向けから国家資格取得や実践的専門コースまで幅広いコース設定
- 東京校の専用練習場の無料貸出など、充実のアフターサポート
- 卒業後は楽天ドローンゲートウェイで空撮や調査などの活躍機会を提供
- 無料操縦体験会がある
楽天ドローンアカデミーは、経験豊富な現役パイロットにマンツーマンで指導してもらえるドローン教室です。講師陣の総飛行は10,000時間以上。現場から得た対応力や技術力を教えてもらえます。受講前に希望や目標をヒアリングし、受講生1人1人に最適な指導をしてもらえます。コース設定も幅広く、トライアルコースから資格取得、ビジネスに活用できる専門的コースまであります。自分の習熟度や目的に合った内容が学べるでしょう。
校舎は都心や千葉県からアクセスしやすい東京校と、自然の中で飛ばせるみなかみ校の2か所。受講スケジュールは選択・相談可能なので、連続の受講ができなくても学べます。また、専用練習場を無料開放、機体購入相談、国家資格などの申請サポート、仕事紹介など、アフターサポートが充実しているのも特徴です。楽天ドローンアカデミーは無料操縦体験会も開いています。コース選択についても話が聞けるので、まずは体験してみましょう。
主なコース
ドローンに初めて触れる人のためのコース。参加後には他コース料金割引や機体割引のクーポンがもらえます。
日程:1日
費用:33,000円
専用ゴーグルを装着して1人称視点で操縦するFPVドローンのコース。空撮や点検業務などに活用できます。
日程:1日
費用:88,000円
外壁調査をドローンを使って行うための知識と技術を習得するコース。仕事に活かしたい人にぴったりです。
日程:2日
費用:385,000円
- 国家資格準備コース(2日間、220,000円)
- 二等無人航空機操縦士 初学者コース(2日間、286,000円)
- 一等無人航空機操縦士 初学者コース(8日間、990,000円)
- 二等無人航空機操縦士 経験者コース(1日間、132,000円)
- 一等無人航空機操縦士 経験者コース(2日間、297,000円)
- 空撮コース(2日間、132,000円)
- 屋根点検コース(2日間、132,000円)
スクール詳細
- 東京校:東京都江戸川区松江5-7-13
(都営新宿線 「船堀」駅より徒歩9分、無料駐車場あり) - みなかみ校:群馬県利根郡みなかみ町入須川325
(上越新幹線「上毛高原」駅より車で20分(東京駅より約90分)、無料駐車場あり)
楽天ドローン株式会社
日本ドローン機構
全国各地 未経験者向け 経験者向け 無料説明会あり 趣味で始めたい人向け 副業・仕事で活用したい人向け
- 全国60校を開講、年中無休だから学びやすい
- インストラクター1名につき最大3名までの個別指導
- 友達と一緒に受講も可能
- 学科はE-ラーニング受講だから、自宅でも学べる
- 練習用ドローンは無料貸出だから気軽に学べる
日本ドローン機構は、日本全国で開講しているドローンスクール。国家資格と民間資格の取得講習が受けられます。その特徴は、自分の好きなスケジュールで通いやすいこと。スクールは年中無休なので、「土日だけで」「最短2日で資格まで取りたい」といったことも可能です。また、学科講習は、自宅でのE-ラーニング受講も可能です。
インストラクターは経験豊富で、実践的に指導してもらえます。インストラクター1人につき受講生は最大3名までという少人数制で学んでいくので、質問もしやすく、1人1人の目的に合わせた指導とアドバイスが受けられます。空撮や映像編集講座など、専門スキルを学ぶコースもあります。受講後には、機体購入、飛行申請、ドローン事業などさまざまな相談にも乗ってもらえますし、購入・設定のサポートなどもあります。
主なコース
趣味でドローンを飛ばしたい!という人向けのコース。
講習日数:2日間(E-ラーニングあり)
受講費:132,000円
(実技試験1回分の費用含む。別途、JDOライセンス5,500円+テキスト代2,000円が必要です)
これから学ぶ人も国家資格が目指せる人気コース。オプションで「目視外」「夜間」の限定資格も取得できます。
講習日数:3日間(E-ラーニングあり)
受講費:297,000円
(修了審査1回分の費用含む。)
空撮の操縦技量を身につけるコース。仕事で活用したい人向けで、JDOベーシックアドバンス修了者対象のコースです。
講習日程:2日
受講費:要問合せ
- 二等無人航空機操縦士コース(経験者)(2日間、132,000円)
- 一等無人航空機操縦士コース(経験者)(4日間、360,000円)
- 編集コース(JDOベーシックアドバンス修了者対象。2日間、受講費は要問合せ)
- 測量コース(JDOベーシックアドバンス修了者対象。2日間、受講費は要問合せ)
スクール詳細
- JDOドローンスクール東京支部
埼玉県川島町大字谷中99番地 - JDOドローンスクール 大阪支部
大阪府大阪市生野区桃谷5丁目5-37 いくのパーク2-11(JR「桃谷」駅から徒歩15分) - JDOドローンスクール 広島支部
広島県廿日市市峠245番地64 - JDOドローンスクール 沖縄支部
沖縄県糸満市山城449
全国60か所にスクールあり。詳しくは公式ホームページよりお問い合わせ。
日本ドローン機構株式会社
ドローンスクール千葉TBT
千葉県 未経験者向け 経験者向け 趣味で始めたい人向け 副業・仕事で活用したい人向け
- 屋外練習場で実践に近い飛行練習ができる
- 雨の日でも学べる屋内講習もあり
- 経験豊富なプロが技術・対応力・判断力をレクチャー
- 業務に合わせたスキルが学べるビジネスコースも
- 初心者から民間資格・国家資格の取得が目指せる
ドローンスクール千葉TBTは、初心者からプロまで幅広いレベルに対応したドローンスクール。ドローンを飛ばすのが初めてという人も、安全な操縦方法を学び、民間資格や国家資格の取得が目指せます。また、空撮・農薬散布・点検などのビジネスコースも完備しています。経験豊富なプロが教えてくれるので、操縦技術・仕事で必要な臨機応変な対応力・判断力を身につけられるでしょう。
ドローンスクール千葉TBTの魅力は、何と言っても屋外練習場でドローンを飛ばせること。実際のドローン操縦は、高さがある場所や風など自然の影響がある中で行います。実践に近い環境で練習できるので、現場で使えるスキルが身につくでしょう。雨の日は室内講習も利用できるので安心です。無料体験会では実際にドローンを飛ばせるだけでなく、資格取得の相談などにも乗ってもらえます。
主なコース
ドローンの基礎知識を習得できるコース。ドローンを飛ばしてみたいけど、何から始めればいい?という人はこのコースがおすすめです。国土交通省認定の民間資格取得が目指せます。
日程:3日間
費用:165,000円
初心者から国家資格の「一等無人航空機操縦士」取得が目指せるコース。民間資格でドローンの基礎知識と技術を習得した後に、国家資格を目指して学べます。
日程:6日間
費用:599,500円~748,000円
- ドローンビジネスベーシック+二等無人航空機操縦士(4日間、335,500円~401,500円)
- 二等無人航空機操縦士(1日間、148,500円~214,500円)
その他、空撮、農薬散布、点検など業務に合わせた、ドローン業務のノウハウが学べるビジネスコースもあり。詳しくは要問合せ。
スクール詳細
- 千葉県千葉市若葉区多部田町651
(JR「千葉」駅から「ちばフラワーバス千葉線中野操車場行き」に乗り、「いずみ台ローズタウン」下車)
(千葉都市モノレール「千城台」駅から「千葉市コミュニティバス いずみバス千城台行き」に乗り、「いずみ台ローズタウン」下車)
株式会社Goodrei
自分に合ったドローンスクールの選び方
目的から選ぶ
ドローンスクールに行く目的をハッキリさせましょう。ドローンを体験したい人と、仕事で使っていきたい人では、ぴったりのスクールやコースは違ってきます。
ドローン操縦を体験できるスクールを選びましょう。
スクールによっては、無料体験があるところもあります。
また、1日体験コースに参加して思う存分体験するのもいいでしょう。
飛ばせるようになりたい!扱い方を知りたい!という人は、初心者向けコースや資格が取れるところがいいでしょう。
国家資格を取得すれば、ドローンの飛行申請が一部簡略化できます。趣味で何度も飛ばしたい、空撮したいという人なら、国家資格の取得が目指せるスクールがおすすめです。
国家資格の取得が目指せるスクールがおすすめです。資格があれば、社会的な信用が得られますし、評価されるポイントにもなります。副業や仕事に有利になるでしょう。
空撮や測量など、専門的なコースがあるスクールもあります。身につけたいスキルが決まっているなら、そのようなコースを持つスクールを選ぶといいでしょう。
通いやすい場所を選ぶ
ドローンスクールに通うなら、できる限り通いやすい場所を選ぶのがおすすめです。コースによっては、修了までに数日かかるものもあります。あまりに遠いドローンスクールを選んでしまうと、時間や交通費などがかさんでしまい、通うのがつらくなることもあるでしょう。職場や家から通える範囲で選ぶのがおすすめです。
実技が充実したところを選ぶ
この後の「ドローンスクールで学べること」でも詳しく紹介しますが、ドローンスクールでは、実技と座学でドローンについて学びます。どちらも重要ですが、実際にドローンを操縦する経験は不可欠です。実技が充実したスクールを選ぶのがおすすめです。
実技が充実したスクールなら、さまざまなシチュエーションで操縦できるようになるでしょう。また、スクールによっては、実際に操縦するだけでなく、シミュレーターを使って操縦スキルを身につけられるところもあります。より豊富なシチュエーションで操縦したり、天候に左右されず自分のタイミングで実技が学べるでしょう。
多くのスクールでは、コースごとに座学と実技の講習目安時間を明記しています。スクール選びやコース選びの参考にするといいでしょう。
サービスやサポートで選ぶ
スクールごとにさまざまなサービスがあります。ドローンを持っていない人向けにドローンを貸し出してくれるスクールや、機体の購入の相談に乗ってくれるスクール、機体の初期設定をしてくれるスクールもあります。また、国土交通省への飛行許可の申請サポートや、保険への加入のサポートをしてくれるところもあります。スクールに迷ったら、どのようなサービスやサポートがあるかで比較するといいでしょう。
とくに、都心ではドローンを飛ばせる場所は限られます。練習場所を貸してくれるサービスがあるスクールなら、卒業してからも操縦スキルを高めていけるでしょう。人の多い場所で暮らす人は、チェックしておくのがおすすめです。
インストラクターの専門性で選ぶ
一般的には、資格を持ち、多くの知識・経験を持った人がインストラクターをしています。スクールによっては、外壁調査の経験があるインストラクターや、撮影に特化したインストラクターもいます。もし自分がその分野について学びたい場合は、そういった専門的なインストラクターに学べば、現場で役立つスキルや経験に基づくノウハウなども習得できるでしょう。
無料体験に参加して雰囲気を知って選ぶ
どんなに内容が充実したものであっても、スクールの雰囲気が自分に合わなければ、通うのがつらくなってしまうかもしれません。どんな雰囲気のスクールなのか?を知るためにも、まずは無料体験に参加してみることをおすすめします。
複数のスクールで迷っているときは、全ての無料体験に参加してみるといいでしょう。どんな風に教えてもらえるか?インストラクターと接しやすいか?などがわかり、より自分に合ったスクールが見つかります。
ドローンスクールで学べること
- 安全な操縦を効率的に学べる
- 卒業後もサポートが受けられる
- 受講費用や時間がかかる
- スクールまでの交通費がかかる
ドローンスクールでは、直接指導してもらえて、安全なドローン操縦を実践的に学べます。分からないことは質問してすぐに解決できるので、効率的に学べるでしょう。機体の購入相談や、練習場所を貸してくれるスクールに通えば、卒業後も継続的なサポートを受けられます。
ただ、独学で学ぶよりもドローンスクールに通えば費用がかかります。最寄りにスクールがない人だと、さらに交通費や宿泊費もかかるでしょう。
確かに、ドローンスクールに通うのは、必須ではありません。それでも多くの人が通うのは、デメリットを越える大きなメリットがあるからです。
実技で学べること
ドローンスクールでは、ドローンを飛ばすためのスキルを学びます。ただ飛ばすだけなら、ラジコン感覚でカンタンに飛ばせるでしょう。実技では、飛ばし方だけでなく、ドローンに搭載されているいろんな機能の使い方や、安全飛行のための方法も学んでいきます。
基本的な操作
基本的なドローンの操縦方法を学びます。前後、左右、上下への移動、8の字飛行、送信機を使った操縦などをして、思った通りに動かせるスキルを学んでいきます。
いろんなフライトモードでの飛行
ドローンには、いろんな機能設定(フライトモード)があります。通常のドローンの飛行には、自動制御機能があるので、安定して操縦できます。ただ、速度を優先させるときや、動きのかくつきを無くしたいときなどは、これを外してフライトモードを切り替える必要があります。
空中に停滞するホバリングモードや、高速移動をするスポーツモードなど、それぞれの特徴や使い方を学んでいきます。そして、このフライトモードを目的や状況に応じて切り替えて、飛行操縦していくスキルを学びます。
夜間飛行
スクールやコースによっては、視覚が制限される夜間の飛行を学びます。ライトの使用方法や、ナビゲーションなどを学び、夜でも安全に飛行するためのスキルの習得を目指します。
屋内練習場のライトを消して練習するスクールもあるので、夜間だけでなく日中に講習を受けることもできます。
目視外飛行
スクールやコースによっては、視覚の外でドローンを飛ばすスキルを学びます。映像やナビゲーションをしてくれる人の声を頼りに操縦する、広い範囲で飛行するときには必須のスキルです。
飛行訓練だけでなく、監視システムの使い方や、安全性をどう確保していくかの方法についても学びます。
電波状況に応じた対処法
飛行中に電波が途切れてしまったとき、正しい対処をしないと事故につながりかねません。リカバリーする方法や、離陸した場所にドローンを帰還さえる自動帰還機能の使い方を学びます。
そのような状態にならないようにするために、電波状況のチェックする方法や、自動帰還機能の設定方法もあわせて学びます。
整備・点検の方法
ドローンの飛行前・飛行後にする点検や、安全性を保つためのメンテナンスについても学びます。
バッテリーの状態チェック方法、部品の脱落やゆがみ、損傷がないかの確認、通信状態が正常かどうかのチェックなど、見るべきポイントはたくさんあります。安全な飛行のために必要なチェックです。
座学で学べること
ドローンスクールでは、安全な飛ばし方や飛行に必要な知識を、座学でも学びます。座学では、主に次のようなことを学んでいきます。
ドローンそのものについての知識
ドローンはそもそもどんなものなの?ドローンはどうやって飛ぶの?といった、ドローンの定義や歴史、メカニズムを学びます。
ドローンを操作するための知識
ドローンを安全に操縦するための操作方法を学びます。リモートコントローラーの使って遠隔操作する方法や、安全に操作するための制御方法、GPSを使った自動運航機能など、搭載されている機能についても学びます。
自然科学についての知識
ドローンは上空を飛ぶので、風や気温といった気候の影響を受けやすいものです。さらに、電磁波にも影響を受けてしまいます。そういったドローンの飛行に影響を及ぼす自然科学について学びます。どのような環境に影響を受けるのか?が分かるようになれば、ドローンの安全な操縦に繋がります。
関連法規
ドローンの操縦には、守るべき法律や条例があります。主に航空法を理解する必要がありますが、飛ばす場所によっては、他の法律や条例が絡んでくることもあります。理解していないと法律違反になることもあるでしょう。知らなかった、では済みません。
法律に違反せず、安全に飛行させるためにも、しっかりとルールを学んでいきます。
飛行許可・承認申請の方法
ドローンの飛ばし方や飛ばすエリアによっては、国土交通省などの許可が必要になることもあります。どんな場合に許可が必要になるのか?その申請書類の書き方や手続きの方法を学んでいきます。
安全運用のための知識
ドローンを安全に使うための知識も学んでいきます。安全装置の使い方や、緊急時の対応方法などを知り、万が一のときでも事故を防げる知識を身につけます。
ドローンの資格を取るのがおすすめな人
ドローンの操縦には、必ずしも資格は必要ありません。しかし、ドローンの資格を持っていると、プラスになることがたくさんあります。
航空法により、ドローンで特定の飛行を行う場合には申請が必要です。また、申請には、知識・技術・経験が求められます。国家資格があれば、それらの証明になるので、飛行申請の一部が不要・簡略化されます。趣味で何度も飛ばしたい、空撮したいという人も、資格を持っていると楽になります。
また、国家資格はドローン操縦のスキルの証明になります。農薬散布、点検、測量、輸送など、副業や仕事でドローンを扱いたいという人は、国家資格を取得しておくと仕事を任せてもらいやすくなったり、就職や転職でも評価に繋がるでしょう。
ドローン操縦士の国家資格について
これから需要が高まると考えられているドローン操縦士。国家資格として、「一等無人航空機操縦士」「二等無人航空機操縦士」の2種類が制定されています。
資格名 | できる飛行 | 免除されること |
---|---|---|
一等無人航空機操縦士 | ・目視内での操縦飛行 ・目視内での自動飛行・自律飛行 ・無人地帯の目視外飛行 ・有人地帯の目視外飛行 | ・目視内での操縦飛行の飛行申請不要 ・目視内での自動飛行・自律飛行の飛行申請不要 ・無人地帯の目視外飛行の飛行申請一部不要 |
二等無人航空機操縦士 | ・目視内での操縦飛行 ・目視内での自動飛行・自律飛行 ・無人地帯の目視外飛行 | ・目視内での操縦飛行の飛行申請不要 ・目視内での自動飛行・自律飛行の飛行申請不要 ・無人地帯の目視外飛行の飛行申請一部不要 |
ドローン操縦でどんな仕事ができるのか
映像・画像撮影
写真や映像を空撮する仕事です。観光地のプロモーション映像や、CMや映画などの撮影、スポーツ中継などでも、ドローン撮影は活躍しています。ドローンをなめらかに操縦しながらカメラを操作するスキルや、クリエイティブ性も求められます。
撮影技術の他にも、映像編集や動画制作技術も身につけておけば、市場価値を上げられるでしょう。動画編集も学べるドローンスクールに通うほかにも、別途、動画編集スクールで学ぶという選択肢もあります。
関連記事 動画編集スクールのおすすめ12選~選ぶポイントと未経験から目指す方法
インストラクター
ドローンスクールのインストラクターになる道もあります。操縦スキルやドローン知識、分かりやすく伝えるコミュニケーション能力が求められます。
実力や知名度がつけば、個人で教室を開くこともできるでしょう。ドローンの操縦方法や基礎知識のほかにも、空撮方法や点検方法といった専門的なスキルに特化して指導できるようになれば、市場価値はアップするでしょう。
点検・測量
設備やインフラなどでの点検にもドローンは使われています。カメラで目視する以外にも、特殊カメラやマッピング技術を活用することもあります。
高所など人が点検しにくい場所でもリスクが少なく、足場の設置などをしなくてもいいことからコストも削減できるとして、需要があります。
測量でもドローンは活躍します。測量しにくい場所でもドローンを使えば短時間・低コストで測量できることから、同じく需要があります。ただし、測量するには測量士や測量士補の資格も必要になります。仕事を受けるにはこれらの資格も取得しましょう。
農薬散布・種まき
これまで人力やセスナ機を使って行っていた農薬散布ですが、効率的かつ低コストでできるということでドローンの導入が進んでいます。農薬だけでなく、肥料や種をまくのにも使えます。
農薬は危険物のため、安全な操縦が絶対です。また、決められたルートを飛行しなくてはならないので、高度な操縦技術が求められます。少子高齢化もあり、農薬散布ができるドローンパイロットの需要は高まっていくでしょう。
ドローンスクールによくある質問
- 年齢制限などはありますか?
-
年齢制限を設けていないスクールはたくさんあります。なかには、70代以降の方も受講されているスクールもありますよ。
ただし、国家資格である「一等無人航空機操縦士」「二等無人航空機操縦士」は、16歳以上からの申請となります。子どもと通えるスクールもありますが、16歳未満の方は、これらの国家資格は取得できません。
- ドローンを使った仕事は、どうやって探せばいいですか?
-
ドローンを使った副業案件を探すなら、クラウドソーシングで探してみましょう。
クラウディア- 打ち合わせ~納品がネットで完結
- スキル出品も案件への応募もできる
- 高単価非公開案件へスカウトもある
ココナラ- 会員数190万人以上
- スキルを出品して仕事を受注できる
- 決済はサイトが仲介するから安心
クラウドワークス- 利用企業78万社以上
- 案件に応募して仕事を受注できる
- 上場企業が運営しているから安心
ドローンスキルを活かした転職を考えているなら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
リクルートエージェント- ほぼすべての業種・職種を扱う
- 業界最大級の求人数
- 希望や特性に合う求人を紹介
doda- 大手企業や優良企業の求人を扱う
- 自分で検索して応募できる
- 面接や応募書類にアドバイス
なお、「楽天ドローンアカデミー」では、関連会社によるお仕事のマッチングサービスを紹介してもらえます。それを利用すれば、自分にぴったりのドローンを使ったお仕事も見つかるでしょう。
- ドローンスクールに通えば、国家資格が取れるのでしょうか?
-
いいえ、ドローンスクールで講習を受けただけでは国家資格は取得できません。国土交通省指定の機関で、試験を受ける必要があります。
国家資格を取得するには試験を受ける必要があります。試験では、身体検査・学科試験・実地試験が行われ、全てに合格する必要があります。講習機関として登録されているドローンスクールでの講習を修了すると、このうちの実地試験が免除になります。
国家資格の取得を目指す人は、スクールに相談してみましょう。