退職代行サービス14選～選び方のポイントとお悩みごとのおすすめサービス紹介

　退職代行とは、会社を辞めたい人の代わりに会社へ退職の意思を伝えて、退職の手続きをサポートしてくれるサービスのことです。直接会社とやりとりすることがなく退職できるので、ストレスなく次の生活に移れます。主に次の6つのことをしてくれます。

　「退職の意思を伝えたけど、受け入れてもらえない」「パワハラを受けていて、退職意思を伝えるために出社するのが苦痛」という人の代わりに、仕事を辞める手続きをします。会社と直接連絡を取らずに、最短即日で辞められます。

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おすすめの退職代行サービス3選

　退職代行サービスには、いくつかの種類があります。労働組合や弁護士が運営しているものや、企業が労働組合や弁護士と連携してサービスを作り上げているものなどです。この記事では、安心して利用できるサービスを選りすぐって紹介します。

　数ある退職代行サービスから、自分に合ったものを選ぶ方法や、利用の流れ、ポイントなどは、この記事の後半で紹介しています。

安心して利用できる退職代行サービス14選

退職代行サービスが自分に合っているかを考える

自分に合った退職代行サービスの選び方

　サービスの種類は、大きく分けて3種類あり、それぞれで対応できることとできないことがあります。

　民間企業が運営する退職代行サービスは、退職意思の伝達がメインです。対応内容は少ないですが、退職したいけど言い出せないという場合に適しています。中には、弁護士や労働組合と連携しているサービスもあり、合法的に退職条件の交渉を行ってくれるところもあります。

　労働組合が運営する退職代行サービスは、退職意思の伝達と退職条件の交渉をしてもらえます。退職日の交渉や、有給休暇の取得などの退職条件を企業と話してもらえるので、安心して退職手続きを進めることができます。お金に関するトラブルや法律に関わる揉め事が起きていなければ十分なサービスです。

　弁護士が運営する退職代行サービスは、退職意思の伝達、退職条件の交渉のほかに、金銭交渉、訴訟対応にも対応しています。未払いの残業代や退職金といった金銭請求交渉をしてもらえるので、泣き寝入りをせずに済みます。また、万が一損害賠償などで訴えられた場合に対応してもらえるので安心です。他と比べると費用はかかりますが、会社とトラブルになりそうな場合は、弁護士運営のものを選んでおくと安心です。

「利用料金」から退職代行サービスを選ぶ

「トラブルリスク」から退職代行サービスを選ぶ

「サポート体制」から退職代行サービスを選ぶ

退職代行サービスを使った方がいい？使わない方がいい？

退職代行サービスを使った方がいいケース

　引き止められて辞めさせてもらえない場合や、退職することを会社に直接言いづらい場合は、退職代行サービスを使いましょう。無理をして会社に残っても、苦しむのは自分自身です。誰かが間に入ることでストレスから解放されるのならば、迷わず退職代行サービスを使いましょう。

退職代行サービスを使わない方がいいケース

　一般的に、退職代行サービスを利用しなくても、会社を辞めることができます。そのため、退職代行サービスを使えば、心配や迷惑をかけてしまう可能性もあります。誰かに間に入ってもらわないと辞められない、という状態でないなら自分で退職意思を伝えた方が円満退職につながります。

退職代行サービスを使うメリット

会社に行かずに退職できる

　退職代行サービスを利用すれば、会社の誰にも会わずに退職できます。上司や同僚に会わずに済むので、しつこく引き止めに合うことも、気まずい思いをすることもありません。出社を考えるだけでも気分が落ち込むという人も、すぐにそのストレスから解放されます。

時間をかけずに退職できる

　退職しようとしたら引き止めにあってズルズルと働き続ける、ということはよくあります。退職代行サービスが代理で退職意思を伝えてくれるので、断り切れずに働き続けてしまう心配はありません。さまざまな権利や法律を駆使して対応してくれますし、サービスによっては即日退社も可能です。

弁護士と労働組合の退職代行なら、会社に交渉できる

　労働組合運営と弁護士運営の退職代行サービスなら、会社に交渉ができます。さらに、弁護士運営のサービスは金銭交渉も可能です。未払いの残業代や退職金などももらった上で退職できるかもしれません。

　なお、有給休暇の「申請」であれば、民間運営・労働組合運営・弁護士運営のいずれのサービスでもできます。

退職代行サービスを使うデメリット

費用がかかる

　基本的に、退職することに費用はかかりません。しかし、退職代行サービスを利用すれば、万単位のお金がかかることになります。退職すれば収入がなくなるため、出費に不安を感じる人も多いでしょう。費用をかけて退職代行サービスを利用するべきかどうか考えた上で、サービスに申し込みましょう。

お世話になった人にお礼が言えない

　退職代行サービスを利用して、退職手続きを全て代行してもらうと、お世話になった人にあいさつする機会はなくなります。また、退職の意思は自分で伝えるべきだと考える人もいます。退職代行サービスを利用すれば、悩みから解放されるかもしれませんが、円満退社にはなりにくいとも言えます。

　上司や同僚の関係、会社の状況などを考慮して、退職代行サービスに頼むべきか考えてみましょう。

退職代行サービスの利用のポイント

退職代行サービスを使った退職の流れ

退職代行サービスを使うときの注意点

備品の返却の準備をしておく

　パソコン・スマホ・制服など、会社から貸与されたものは、すぐに返却できるように準備しておきましょう。余裕があれば、置いて帰るとベターです。持って帰っていても、郵送して返却すれば問題ありませんが、やりとりの手間が増えてしまいます。あらかじめ置いて帰ると手間を少なくできます。

引継ぎを書類でまとめておく

　できるかぎり業務内容を書類でまとめて、残された人たちが困らない状態を作っておきましょう。ただし、体調が優れずにできない場合もあるかもしれません。そのような時は無理にしなくても大丈夫です。引継ぎ資料を作らなければ退職できないというものではありません。

社宅の場合は、引っ越しの準備をしておく

　社宅に住んでいる場合は、退職にあたって引っ越すことになります。部屋の片づけや新居探しなど、いつでも引っ越しができるように準備を進めておきましょう。なお、基本的に、社宅の引き渡しに関する調整も退職代行サービスがやってくれるので、会社と連絡を取る必要はありません。

余裕があれば退職前に転職活動をしておく

　退職後すぐに働きたいと思うなら、転職活動を進めておくのがおすすめです。退職をしてもすぐに次の職場で働けるとは限りません。場合によっては、無収入の期間が長くなってしまいます。

　転職エージェントに登録すれば、求人探し、応募書類の添削、面接対策、日程調整・入社の条件交渉などを無料でおまかせできます。

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　退職代行サービスの中には、転職サポート付のものもあります。もしも転職活動をしておく余裕がなければ、転職サポート付の退職代行サービスを選ぶといいでしょう。

退職代行サービスによくある質問

後任が見つかるまで辞められたら困ると言われています。それでも退職できるのですか？

正社員や無期雇用の契約社員は、2週間前までに退職の意思を会社に申し出れば、退職できます。

後任がいないのは企業側の都合で、あなたには関係のないことです。労働者には辞める自由があるので、後任がいないから退職できないということはありません。

法律的に、退職代行サービスを利用して大丈夫ですか？

退職代行サービスを利用して退職しても、問題ありません。

退職代行サービスには、弁護士や労働組合が運営しているものや、弁護士が監修しているものがあります。それらは法律に違反しないように指導されています。安心して利用して大丈夫です。

退職代行サービスに退職理由を言わないといけないのですか？

退職理由を言いたくなければ、伝えなくても構いません。

ヒアリングで退職理由を聞かれることもあります。しかし、伝えたくない場合は「一身上の都合」と濁して構いません。正直な理由を伝えなくても、退職代行サービスは利用できます。

退職代行サービスを利用したことは、転職先に知らされますか？

退職代行サービスを利用したことは誰にも知らされません。

退職代行サービスを利用して辞めたことを、転職先や周囲に知らせることはありません。また、転職先に伝える必要もありません。安心して、次の生活に移れます。

退職後に源泉徴収票はもらえますか？

源泉徴収票をもらう場合は、あらかじめ退職代行サービスに伝えておきましょう。

退職代行サービスに、源泉徴収票を郵送するよう伝えてもらえます。退職代行サービスの中には、アフターフォローとして退職後に資料請求の相談ができるものもあるので、そういったものを利用すると安心です。