言葉や図表、数式などで伝達できる知識。
各人が持つ知識を形式知に変えることで、ノウハウが共有できる。
自転車の乗り方を口頭で教わった場合、サドルへの座り方やブレーキのかけ方はすぐに認識できる。このように客観的にとらえることができ、聞いたり読んだりすれば誰にでも認識可能な知識のことを形式知という。乗り方のコツといった、その人なりの主観的な知識(暗黙知)も言語化できれば形式知となる。
企業において、業務のコツやノウハウをいかに形式知に変換するかが肝要とされている。作業手順書やマニュアルなどを作成し、個人的な知識や事柄を共有できるように整えることは、生産性や効率の向上の面で重要である。対義語は暗黙知。
- メリット
組織に知識が蓄積される
ノウハウが共有されるため、組織の能力が底上げされる
お互いの知識を評価しあえるため、よりよい知識に刷新できる
- デメリット
暗黙知を形式知にするには手間がかかる
誰にでも認識し模倣できる形にするため、独自の強みが外部に漏れる可能性がある
- 似た言葉
明示知
業務の平準化