地方から上京して転職を考える人も多いでしょう。ただ、どういったものなのか?注意しておきたいポイントは?転職活動はどう進めればいい?と不安も多いかもしれません。
とくに、よく聞く悩みは「上京してから転職活動をした方がいい?」「転職が決まってから上京した方がいい?」です。どちらを選ぶのが良いかは、上京転職をする目的によって違います。
上京してから転職活動をする
東京に行って働きたい
- 交通費を少なく転職活動ができる
- 早く東京に行ける
- 転職先が決まらないまま、時間が過ぎる可能性がある
転職が決まってから上京する
転職で希望の給料・仕事内容で働きたい
- 無職の期間が短くて済む
- 希望に合う求人をじっくり探せる
- 転職活動の交通費がかかる
この記事では、上京転職をどう進めればいいのか、方法や注意点を解説します。また、地方から東京への上京転職で使える、サービスが充実した転職エージェント・転職サイトを選りすぐって紹介します。
関連記事:おすすめの転職エージェント・転職サイト一覧~特徴と選び方を解説
上京転職を成功させるには
上京転職を成功させるには「自分に合った転職の方法を選ぶこと」が大切です。上京転職の方法には、「上京してから転職活動をした方がいいのか」「地元で転職活動をした方がいいのか」の2つがあります。
上京してから転職活動をする
「とにかく東京に行って働きたい」と考える人は、先に上京して、東京で転職活動するのがおすすめです。
オンライン面接をする企業は増えましたが、選考がオンラインで完結する企業は限られます。上京していれば、面接に行くのに何万という交通費や宿泊費を取られることもないので、制限なく選考を受けられます。
もちろん、来たかった東京でいち早く暮らせるので、モチベーションも高まります。
ただし、選考が上手く進まないこともあると覚悟しておきましょう。上京する時に「東京で2か月暮らして仕事が決まらなかったら、正社員以外の仕事も視野に入れる」「バイトをしながら仕事を探す」など、仕事が決まらなかった時にどう生活を続けていくのか、しっかり計画を立てるようにしましょう。
スケジュール
一般的な転職活動は、3~6か月かかると言われています。
上京してから転職活動をする人は、働きながら転職活動をする人よりも転職活動に時間を割きやすいでしょう。同時に複数の求人に応募しながら、さくさくと進めていきましょう。
(目安4週間~8週間)
- 退職の意思を伝える
- 仕事の引継ぎをする
- 退職する
(目安2週間~4週間)
- 家探し
- 片付け
- 引っ越し
(目安1週間~2週間)
- 自分自身の掘り起こし
- スケジュールの決定
- 転職の方法を決める
(目安1週間~2週間)
- 応募企業の決定
- 履歴書の作成
- 職務経歴書の作成
(目安2週間~6週間)
- 書類選考
- 面接
- SPI
(目安2週間~4週間)
- 内定受諾の検討
- 入社準備
- 入社
内定が出なかった場合の行動を決める
東京で今までに近い労働条件で働けるとは限りません。転職活動をメインに行う期間と、その期間内に内定が出なかった場合にどうするかを決めておきましょう。
「内定が出なかったからお金が尽きて、地元に帰らなくてはならなくなった」という事態を避けましょう。
最初は短期間で引っ越しできる場所に住む
上京して最初にマンスリーマンションやシェアハウスなど、安く短期的に借りられる場所に住むのがおすすめです。「内定は出たけど、住んでいるところから通いづらい」「入居したばかりだから、すぐに転居できないし」ということもあり得ます。
内定後に引っ越す可能性も考えて、短期で引っ越しが可能な物件を借りるようにしましょう。
転職が決まってから上京する
「年収が上がるなら東京に行きたい」「企画職で働けるなら東京に行きたい」と、転職の1番の目的を叶えるために上京転職を考えている人は、今住んでいる場所で転職活動をするのがおすすめです。
上京したからといって、転職の目的が叶えられる企業に転職できるとは限りません。先に上京すると「年収が上がる企業の選考には全て落ちた。今までより低い年収で働くことにしよう」となる可能性もあります。転職活動をしているうちに地元で希望に合う求人が出る可能性もあります。
ただし、転職活動にはそれなりの費用が掛かると覚悟しておきましょう。対面面接がある度に、上京しないといけないからです。交通費と宿泊費がかかるので、転職活動に向けて貯金をするようにしましょう。
スケジュール
地元で東京の企業への転職活動をする人は、一般的な転職活動よりも時間がかかります。応募して面接を受けに行くにも、仕事の休みを調整して、交通と宿泊の予約を取らないといけません。とりあえず対面面接を受けることができないからです。
また、応募する企業の情報は、しっかり集めておかないと、後で「思っていたのと違う」「これなら上京転職しなかったのに」となりかねません。しっかり情報収集をしましょう。
(目安2週間)
- 自分自身の掘り起こし
- スケジュールの決定
- 転職の方法を決める
(目安2週間)
- 応募企業の決定
- 履歴書の作成
- 職務経歴書の作成
(目安6週間~12週間)
- 書類選考
- 面接
- SPI
(目安2週間~6週間)
- 内定受諾の検討
- 現職の引継ぎ
- 退社
(目安2週間~8週間)
- 家探し
- 引っ越し
- 入社準備
対面面接の日を、できる限り同じにする
地元で上京転職を目指す人は、東京の企業で対面面接がある度に、交通費と宿泊費がかかることになってしまいます。1回の上京で複数の企業の選考を受けるようにすれば、費用の節約になります。なるべく対面面接の日を同じにするように、採用担当の方と調整しましょう。
日程調整に自信が無いという人は、転職エージェントを使うのがオススメです。担当のキャリアコーディネーターが、あなたに代わって企業と日程調整をしてくれます。
おすすめの転職エージェント・転職サイト
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HPから申し込むと、7日以内にキャリアアドバイザーから連絡があります。その後、カウンセリングを受けると自分に合った求人を紹介してもらえます。転職を考えたら、まず最初に登録しておきたい転職エージェントです。
株式会社リクルート
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doda
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パーソルキャリア株式会社
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東京
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株式会社ブリッジ
- 求人検索
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転職サポートがあるおすすめのオンラインスクール
地方から東京に上京する場合、地元でオンラインスクールに通って、スキルを身につけた上で、転職するという方法もあります。
オンラインスクールのなかには、未経験からスキルを身につけて、働けるレベルまでにしてくれた上で、転職までサポートしてくれるものもあります。そういったスクールならば、地方にいながらにして、転職活動を進められるでしょう。
関連記事 転職に役立つおすすめのスクール27選~選び方とスクールの特徴を解説
ウズウズカレッジ Javaコース
プログラミング オンラインスタイル 未経験者向け 転職支援あり 補助金制度対象
- 「Javaシルバー」資格の取得が目指せる
- 担当講師によるマンツーマン個別指導
- 夜・休日のサポートで、働きながらでも学びやすい
- IT専門エージェントによる転職・就職サポート
- 補助金制度利用で受講料が最大100%キャッシュバック
ウズウズカレッジ Javaプログラミングコースは、未経験者向けの転職支援型ITスクールです。プログラミング分野の資格「Javaシルバー」を取得して、開発エンジニアを目指します。手に職が付けられるうえ、資格を取ることで転職活動時の大きな自己PRにもなります。
教材はすべて動画化されていて、自分の都合に合わせていつでもどこでも学びやすいのがポイントです。さらに担任講師がついてあなたをサポート。悩みごとや分からないことも相談できますし、あなたの理解度に合わせて個別指導もしてもらえます。夜や休日にもサポートしてもらえるので、平日や日中に働いていても学べます。
ウズウズカレッジ Javaプログラミングコースの最大の特徴は、IT専門エージェントが運営しているから、就職・転職に強いということ。求人の紹介の他に、履歴書や職務経歴書などの添削、企業ごとにカスタマイズした面接対策などが受けられるので、初めての転職・就職活動でも安心です。
関連記事 ウズウズカレッジの評判は?口コミから分かった向いてる人とスクールの特徴
- Javaコース(6か月、264,000円)
ほかにも「CCNAコース」「LinuCコース」もあります。
- Java
- HTML
- SQL
- JavaScript など
株式会社UZUZ
WorX MARKETING CLASS
デジタルマーケティング オンラインスタイル 未経験者向け 転職支援あり 補助金制度対象
- 最短3か月でデジタルマーケターが目指せる
- 基礎から応用までを実践的に学べるカリキュラム
- 専任アドバイザーによる転職サポート
- 転職成功まで費用がかからない
- 補助金制度利用で、受講料が最大70%キャッシュバック
WorX MARKETING CLASS は、未経験からデジタルマーケターとして転職が目指せるスクール。授業は、スキマ時間に学べるe-learningと、現役プロマーケターからの個別指導で学びます。基礎から応用まで実践的に学べるので、未経験からでも安心して学べるのが特徴です。
都合に合わせてスケジュール調整ができるようになっているので、休日・休暇を利用して学ぶことができ、今の仕事を続けながら学びやすくなっています。未経験からデジタルマーケターのスキルをつけて1歩を踏み出したいという人にピッタリのスクールです。
専任アドバイザーによる、転職前提の手厚いサポートがあります。さらに、転職が成功するまで入学金や受講料は一切かかりません。完全後払い制となっているので、集中して学習と転職活動に励めます。補助金制度を利用すれば、受講料が最大70%キャッシュバックされるので、お得に学べるのも魅力です。
関連記事 WorX(ワークス)マーケティングクラスの評判・口コミは?デジタルマーケターが目指せるスクール
- WorXマーケティングクラス(利用期間無制限、転職成功時の月給10%を24か月分)
WorX株式会社
上京転職する前に確認しておくポイント
東京の一人暮らしでかかる実際の費用
東京で暮らすには、それなりにお金がかかります。東京で一人暮らしをする社員に、ある1か月の基本的な生活費を聞いてみました。
・家賃:83,000円(管理費込み)
・ガス、電気:6,114円
・水道:3,500円
・通信料:2,530円
・食費:14,000円
地方との一番大きな違いは、家賃です。この人が住むのは東京23区内の世田谷区。マンションの3階にある、ほぼワンルームの1Kですが、家賃は83,000円(うち管理費5,000円)と高額です。もし同地区でワンルームを借りる場合の平均値は、73,000円と言われています。
地方での暮らしをそのまま都心に移行するには、それなりに費用がかかると思った方が良いでしょう。
都心から離れれば、もう少し家賃を抑えることもできます。ワンルームのだいたいの家賃相場は次のとおりです。
- 八王子市
- 町田市
- 多摩市
- 相模原市(神奈川県)
- 立川市
- 川崎市(神奈川県)
- 千葉市(千葉県)
- さいたま市(埼玉県)
- 板橋区
- 練馬区
- 葛飾区
- 横浜市(神奈川県)
- 世田谷区
- 杉並区
- 荒川区
- 和光市(千葉県)
- 中野区
- 豊島区
- 品川区
- 文京区
- 新宿区
- 目黒区
- 渋谷区
- 墨田区
食費は人によって大きく差が出ます。この人はあまり外食をせず、自炊が基本ですが、週に2度ほど豪華な料理を作ってお酒を飲むのが楽しみだそうです。もし外食に頼りたいという人は、これよりも多く、自炊でしっかり節約したいと考えている人は、これより少なくなると考えておきましょう。
東京で生活するうえでの注意点
混雑がすごいので、時間に余裕をもって出勤する
東京は人が多いので、あらゆる場所が混雑しています。道路は渋滞しますし、電車でさえも遅延は日常茶飯事です。仕事に遅れるわけにはいかないので、目標の15~30分程度余裕を持って行動するようにしましょう。
通勤時間は1~1.5時間くらいを想定しておく
家賃は、都心に近いほど高くなります。交通機関が発達しているので、神奈川県、埼玉県、千葉県などの隣県に住み、通勤時間に1時間~1時間半かけることは、首都圏では当たり前です。
多少の時間がかかっても、費用を抑えて広いスペースに暮らすことができます。案外、乗り換えも交通費も少なく、都心に出ることができます。住む場所を探す時に、都心だけにこだわるのではなく、隣県も含めて探してみるのがおすすめです。
車は所有しなくてもいい
地方では、生活に車が欠かせないという場所もありますが、東京はそうではありません。基本的には、電車やバスでなんとかなることが多いです。
また、東京では駐車場も地方と比べると高額なため、運転せずに暮らす人は多くいます。もしも「遠出する時だけ運転したい」と考えるならば、車は持たずにシェアカーに登録するのがおすすめです。
友達とのシェアリングは物件が限られる
上京をして友人とシェアリングを考える人もいるかもしれません。シェアリングは費用が抑えられ、仲の良い友人とであれば楽しく暮らせるかもしれません。
しかし、東京に限った話ではありませんが、同性同士のシェアリングは物件が限られます。もし考えている人がいれば、不動産仲介企業に相談してみるのがおすすめです。
家財を東京で揃える方が、安く済む場合がある
引っ越しは、距離が遠くて、物が多いほど、費用が上がります。もしも引っ越し費用を抑えたいと考えるなら、今使っている家財を売ったり譲ったりして、東京で買い揃えるのもいいでしょう。東京には多くの店があるので、新生活を機に自分好みの部屋が作れますよ。
オンラインで完結した上京転職の体験談
実際に北海道から東京の当社に上京転職した人に話を聞いてみました。どんな転職活動だったのかを聞いたところ、上京転職だからこそ気を付けたポイントもあったそうです。
転職前 大手ホテル運営企業の北海道リゾートホテル 接客全般
転職後 株式会社デジタルボックスの企画職
最終学歴 北海道大学大学院 教育学科 修士課程修了
転職活動時の年齢 29歳
転職活動期間 1か月半
内定から出社までの期間 1か月半
- 転職を考えたきっかけは何?
-
思ったより年収が上がらず、サービス業の将来を考えたことがきっかけです。
入社時に思っていたほどまで年収は上がっていなくて、転職してみてもいいんじゃないかなと。その時は「3年経つまでは転職しちゃいけない」と思っていたから、入社して3年経ってたことも大きかったかな。
- 上京転職をしようと決めた理由は何?
-
近隣に希望する求人がなかったからです。
サービス業で上を目指すのもいいけど、業界を変えてIT業界を目指そうと思いました。
ホテル内のレストランの業務改善や、スキーをしない旅行者は何をするのかといった魅力開発に携わっていて、業務改善や企画に関わるところが面白いなと思っていました。コンサルや企画職なら経験を活かせるんじゃないかと。
IT業界・コンサルや企画職、という方向性で転職活動することにしましたが、地方では求人があまり無くて、求人の数が多い東京を中心に探すことにしました。 - どのように求人を探しましたか?
-
北海道で働きながら、転職エージェントと転職サイトを利用して探しました。
最初に、転職エージェント3社に登録しました。うち1社はコンサル求人を多く取り扱っているところだったけど、私のような完全未経験向けの求人がなくて。実際に使ったのは2社です。
サービスによって、メールが多いものや自分が希望しない職種の求人が送られてくるものもありました。完全未経験だったので、エージェントから希望する求人があまり来なかったので、途中から転職サイトも使うことにしました。
転職サイトでは「未経験」「企画」などで検索をしながら、求人票を見て応募しつつ、届いたスカウトメール経由でも応募しました。当社には、転職サイト経由で出会いました。 - どのようなポイントに気を付けて、企業の情報を集めましたか?
-
遠方の企業が多かったので、確信の持てる情報を得られるように、求人票以外の情報や客観的な情報を積極的に集めました。
コーポレーションサイト、口コミ、企業への取材、立地から探りました。当社の場合、当時のコーポレーションサイトはシンプルなものだったから、どんな企業でどんな職場なのかは分からなかった。家族に小規模の企業は危ないのではないかと止められました(笑)。新しい会社だったので、企業名で検索したり口コミサイトを見てみたりしたけど、書き込みもない。
一番参考にしたのは「転職サイトの取材」。取材担当者から見た企業の情報が書いてあったのを読んで、「危ない企業ではなさそうだ」「人数も少ないからフラットみたいだ」と少しずつ情報を手に入れました。あとは立地。五反田はIT企業がある場所だから、そこにあるIT企業なら怪しくなさそうだと思いました。 - どのように応募する企業を判断しましたか?
-
求人票に正直な情報が書いてあったので、きっと悪い職場ではないと思いました。
知名度のない企業は、どういう企業か分からないのが不安。「残業時間が少ない」「〇〇制度がある」と書いてあると嬉しいけれど、それも本当かどうか分からない。入社前と入社後で実際と違うこともあるし、どう判断するかは難しかったです。
当社の場合は、具体的な業務内容と、どういうことを考えているかが書かれていました。そして「今のところ決まっているのはそれだけ」と書いてあった。これは人によるけど、私は「正直な職場だな」と思った(笑)。それで、きっと悪い職場ではないだろうって。 - 面接はどのように行われましたか?
-
北海道在住だったこともあって、どの企業もオンライン面接でした。
面接の流れとしては、通常の対面での面接と同じでした。会社の説明、仕事の紹介、転職の理由、なぜこの業界のうちに就職したいのか。何か特別な質問があったわけではないかな。
- オンライン面接ではどのようなポイントを意識しましたか?
-
どのような企業なのかを、面接内でしっかり知ろうと気を付けました。
対面の面接よりも、面接官が重要な気がしました。オンライン面接は、どこも背景はバーチャル背景だったので、どんな職場か知ろうとすると、どうしても面接官で判断する部分が大きくなりました。話す内容はもちろん、面接官の第一印象、その人の動きや表情、話す時のトーン、私服かスーツか、身だしなみはどうか……そういった話し合いの中で感じたことも重要視しました。
当社の場合は、オンラインで職場見学をしてもらいました。代表がどんなところで働くか見る?と言ってくれて、画面越しに案内してもらいました。建物が新しいか古いかなどはあまり重要視していませんでした。でもその職場見学で、新しい!おしゃれ!この企業は当たりかも、と思いました。 - 入社する1社を決めるときのポイントは何ですか。
-
詳しい仕事内容、会社の雰囲気、キャリアプラン。
この3つは詳しく知りたいと思っていました。他にも、残業時間など細かい部分で知りたいこともあるのですが、重要なのはその3つだと考えています。また、面接官と話し合う時の、真剣に真実を話している心構えを重要視しました。それらを踏まえて入社する1社を決めました。
- 上京するにあたって、不安だったことはありましたか?
-
とくにはありませんでした。
北海道も進学を機に移り住んだ場所だったので、引っ越しを伴う転職でもそんなに不安はありませんでした。土地勘は無いけれど、入社を決めた当社は東京都内の駅近なので何とかなるとも思っていました。
前の職場は、周りに何もない場所だった。「何もない場所ですよ」と言われていたけれど「日本だし何かあるでしょ」と思っていたら、本当に何もなくて(笑)。でも、東京23区だから、そういうことは無いだろうと。 - 東京に住むにあたって準備したことはありますか?
-
住む場所を探して、通勤までのルートを把握しました。
内定が出た後に、入社条件の話を代表としました。その時に住むのにいい街をいくつかオススメしてもらいました。
前の会社の同僚には「満員電車のことも考えておいた方がいいよ」と言われていたけれど、何を考えればいいか分からなかった。でも、なるようになるさって思っていました。
内定をもらった後、友達に会社の前まで来てもらったことがあります。会社の外観や周辺の町を見てもらって、写真を送ってもらいました。それでどういった建物なのか、どんな場所にあるのかを確認しました。そして入社日に初めて会社に来ました。 - 引っ越しの費用はどれくらいでしたか?
-
家財が少なかったので5万円程度でした。
寮に入っていたので、家具などはほとんど持っていませんでした。なので北海道から東京への引っ越しでも5万円程度に抑えられました。同僚に言ったら驚かれました(笑)