Webデザイナーとは~未経験から目指せるおすすめの方法とスクール

Webデザイナーとは?

 Webデザイナーとは、Webサイトの制作やデザインを行うデザイナーのことです。クライアントが思い描くイメージをヒアリングし、ページの構成、レイアウト、配色などをデザインします。デザインの美しさだけでなく、機能性なども考えて設計し、コーディングするなど、その仕事内容は多岐にわたります。

 現在はさまざまな企業や個人がサイトを持つようになっていて、Webサイト制作のニーズは高まっていると言えます。そのようなWebデザイナーには、次の特徴があります。

未経験から目指せる

Webデザインをしたことがない人

Webデザイナーになるための必須資格がなく、目指しやすい職業です。

手に職をつけられる

手に職をつけて働く人

Webデザイナーは専門職。経験やスキルを重ねれば、独立もできます。

求人が多い

Webデザイナーの求人票

Web業界は拡大していて、さまざまな募集案件があります。

 この記事では、Webデザイナーとはどのような仕事なのか、働き方や必要なスキル、未経験から目指す方法などを選りすぐって紹介します。

Webデザイナーが目指せる
おすすめのサービス3選

Winスクール
  • オンラインで受けられるプロの個人レッスン
  • ノートパソコンを無料で貸出
  • 補助金で受講料が最大70%OFF
HerTech
  • 転職・副業を目指す女性特化スクール
  • 卒業までに実案件の納品実績が作れる
  • 完全未経験から4か月でキャリアチェンジが目指せる
ChapterTwo
  • 高単価案件獲得に特化したカリキュラムと副業サポート
  • 卒業者に副業案件を紹介
  • 無料相談・無料体験レッスンあり

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目次

Web デザイナーとは

WEBデザイナーとして働く人

 Webデザイナーとは、Webサイトをメインに制作・デザインするデザイナーのことを言います。未経験から目指せる専門職ということもあり、人気の職業です。

Webサイトが出来上がるまで

STEP
要件定義

 まずは、クライアントが思い浮かべるWebサイトをヒアリングします。コンセプト、ターゲット、目的、どんな成果を上げたいのかなどの認識を共有します。

 その後、ヒアリングした内容をもとに、イメージを広げていきます。クライアントが望む成果を達成するにはどうすればいいのか、競合サイトの調査分析なども行い、明確にしたうえで施策を企画書にまとめます。今あるサイトをリニューアルする場合もあります。その場合は、今あるサイトの問題点を分析し、改善策を盛り込むことになります。

 クライアントがWebサイトの専門家でない場合もあります。そのような場合でも齟齬がないように認識を共有したり、伝わるようにうまく提案しなくてはなりません。

STEP
レイアウト設計

 次に、レイアウトを決めていきます。レイアウトはサイトの目的やコンセプトによって大きく変わってきます。競合サイトを見比べてみても、全く同じというものはないでしょう。それぞれの目的やコンセプトによって共通する部分と差別化されている部分があります。

 サイトを訪れた人に与えたいイメージはどういったものか、行動してほしいことに繋がるか、機能は使いやすいかなど、操作性やユーザー体験を考えて、レイアウトを設計していきます。

STEP
デザイン

 魅力的なサイトをデザインしていきます。主に使用するツールは、IllustrarorやPhotoshopなどのグラフィックソフトです。Webサイトのメインビジュアル、色合い、ロゴ、アイコンなどを作っていきます。

 なお、ここまではWebプロデューサーやWebディレクター、クライアントと相談しながら進めることが多い業務です。サンプルを作成し、クライアントのイメージと間違いないかを確認した後、実際の制作に入ります。

STEP
コーディング

 デザインが決まったら、実際にサイトを作っていきます。Webサイトのデザインや動作を作り上げていくためにコードを書いて行く作業がコーディングです。このコーディングをするには、HTML、CSS、JavaScriptなどの知識が欠かせません。

 会社の規模や案件の規模が大きい場合には、コーダーというコーディング担当者がいる場合もあります。しかし、出来上がったファイルの修正や、デザインが技術的にできるのかなどの判断をWebデザイナーはこなさなくてはなりません。そのため、コーダーがいる場合であってもコーディング知識は必要です。

STEP
テスト

 Webサイトができたら、テストをします。誤字脱字がないか、リンクは想定どおりに遷移するか、サイトに実装されている検索や登録といった機能は動作するかなどを確認します。ときには、第三者に使ってもらって、使い勝手などを検証する場合もあります。 

Webデザイナーのやりがい

仕事が形として残る

Webデザイナーが作ったWebサイト

自分の仕事がWebサイトとしてインターネット上に残る。

成果が分かりやすい

Webサイトの成果

ユーザーの反応がアクセス数などの数値に表れ、達成感がある。

いろんな業界の人や仕事に携われる

さまざまな業界の人たち

業界の垣根を越えて仕事できるのは、Webデザイナーならでは。

世界中の人に見てもらえる

インターネットにアクセスできる人たち

インターネットを通じて、世界中の人に見てもらえる。

自分にしかできないものづくり

Webデザインで使うパソコン

クライアントの意見を基にアイデアを反映。その人にしかできないWebサイトに。

新しい技術やアイデアに触れられる

新しい技術やアイデアに触れたWebデザイナー

最新トレンドを取り入れたり、自分でトレンドを作れる可能性も。

Webデザイナーの働き方

事業会社に所属する

 企業のWeb制作部や広報部などに所属する場合、自社のWebサイトやアプリの制作・運用が主な仕事になります

 大きな企業の場合、複数人のデザイナーが所属し、Webサイト担当・紙媒体担当など、業務を分担しているところもあります。逆に、企業の規模が小さなところでは、Webデザイナーが1人という場合もあります。その場合には、サイトの方向性までもがWebデザイナーに任されることもあります。

広告代理店に所属する

 広告代理店に所属して働く場合、クライアントから依頼された広告を作成します。ときには、テレビ・インターネット・雑誌など幅広い媒体を使った広告戦略の立案や広告制作に携わることもあります。

 業務は、主に企画の立案から運用代行まで担います。要望はクライアントによってさまざまなので、柔軟に対応できるスキルが求められます。また、ときには専門の下請け制作会社に外注するので、各方面への連携が重要になってきます。

制作会社に所属する

 製作会社に所属して働く場合、クライアントであるさまざまな企業のWebサイト制作を専門的に行うことになります。

 業務は、主にクライアントへのヒアリング、Webサイトの企画、デザイン、制作、公開まで。Webサイト作成の一連の流れを身につけることができます。クライアントは業界もさまざまで、要望もそれぞれ異なります。柔軟に対応できるスキルが求められると同時に、幅広い業界に関わる経験が積めます。大きな企業の場合は、デザインとコーディングを分業しているところもあります。

副業にする

 副業としてWebデザイナーになるという選択肢もあります。本業ではできなくても、副業ならやりたい仕事に携われますので充足感が得られます。また、本業では得られない経験やスキルが身につき、将来的には起業・転職なども挑戦できるでしょう。もちろん、本業とは別の収入源が増えるので、収入の増加が見込めます。

 業務は、基本的にクラウドソーシングなどで案件を獲得し、副業として行います。バナー作成、ロゴ作成、サイト作成・更新・改善などの案件があります。自分のスキルやスケジュールに合ったものを選んで引き受けていきます。

 なお、副業がどういったものか?その始め方やに働き方などについては、「」の記事で解説しています。

フリーランスとして独立する

 スキルや経験を重ねたら、フリーランスとして独立して働く道もあります。在宅ワークができるとして注目されるなど、フリーランスは自由な働き方ができると捉えられがちですが、人によって向き不向きがあります。

 フリーランスのWebデザイナーは、案件獲得のために営業活動を行います。他にも、経理や事務など、Webデザイナーとしての仕事以外にもこなさなければならないことが多くあります。Webデザイナーとしてのスキル以外にも、営業力、スケジュール管理能力、事務処理能力など多岐にわたるスキルが必要です。

 収入面は固定給がないので不安定にはなります。しかし、案件やリピーターなどをうまく獲得し、豊かな経験や深い知識を活かせば、高収入も夢ではありません。近年は、クラウドソーシングやフリーランス向けエージェントも増えてきました。それらを使えば、効率的に受注できるでしょう。

Webデザイナーの収入

 厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、Webデザイナーとして働く人の平均年収は480万6000円です。全産業の平均年収が496万5000円なので、標準的な金額と言えるでしょう。

 Webデザイナーは、スキルや経験を重ねることで昇給していくのが一般的です。年齢別に見た場合、20~24歳の平均年収は305万3700円。初任給は初任給20万円前後です。しかし年齢が上がるにつれて平均年収は高くなっています。ここからも経験が増えていくことで給与もアップしている様子がうかがえます。

年齢層平均年収
20~24歳305万3700円
25~29歳361万8500円
30~34歳432万2600円
35~39歳535万400円
40~44歳561万8600円
45~49歳576万4800円
50~54歳564万7500円
55~59歳585万3800円

 月額給与別の人数割合をみると、月額給与は10万円代後半~100万円以上と、人によって大きな開きがあります

 月額給与が24万~25万9000万円が全体の約10.53%と一番多く、次いで26万~27万9000万円が全体の約10.38%となっています。一方で、月額給与が100万以上という人も全体の約1.51%います。スキルを身につければ、高収入も夢ではないと言えるでしょう。

参照:職業情報提供サイト(日本版O-NET)(Webデザイナー

Webデザイナーを目指す人におすすめの方法

WEBデザイナーになるためにスクールに通う人

未経験からWebデザイナーを目指すステップ

 未経験から知識やスキルなしにWebデザイナーになることは難しいものです。「未経験可」の求人もありますが、0から教えてもらえるわけではありません。基本的にはWebデザイナーになるために勉強をしたりスキルを身につけようと努力していることが前提となります。

 なお、未経験の業界や仕事に移るときの進め方や役立つサービスについては「」の記事で紹介しています。また、フリーターから正社員を目指す方法やおすすめのサービスは「」の記事で紹介しています。

STEP
Webサイト制作について学ぶ

 未経験からWebデザイナーを目指すために、まずはWebサイト制作について学びましょう。学ぶには、独学で学ぶ、もしくはスクールに通って学ぶ方法があります。

 独学で学べば自分の都合に合わせて学べますし、スクールに通って学べば、講師に質問しながら効率的に学習できます。資格取得を目指して学べば、Webデザインで使える知識を全般的に学べるでしょう。

 ほかにも、Webマーケティングや企画力など、Webデザイナーが持っていると役に立つスキルを磨くと、未経験でも活躍できるWebデザイナーが目指せます

STEP
ポートフォリオを作成する

 Webデザイナーになるには、どんなスキルや知識があり、どんなものが作れるのかをアピールしなくてはなりません。自分の知識やスキルを伝えるためにもポートフォリオを作りましょう

 ポートフォリオの作成には、パソコンやソフトなどが必要ですが、スクールに通っていればそのようなツールが利用できます。また、スクールによっては、適切なポートフォリオの作成方法などをサポートしてもらえます。

STEP
未経験可の案件に挑戦する

 企業に所属して働く場合は、転職エージェントの登録がおすすめです。転職エージェントならば、一般的に公開していない非公開求人も持っているうえ、転職活動全体をサポートしてもらえます。

 なかには、Webデザインが学べるスクールが、転職のサポートをしてくれるものもあります。そのようなスクールに通えば、スキルの取得も転職もまとめてサポートしてもらえるので便利です。

 一方で、副業としてWebデザイナーになる方法もあります。スキルの取得と副業案件の獲得をサポートしてもらえるスクールもあるので、副業でWebデザイナーをしたいと考えている人にはスクールに通うのがおすすめです。

スクールに通ってWebデザイナーを目指す

Webデザイナーになるためにオンラインスクールに通う人

 スクールに通う最大の利点は、質問できることです。分からない部分はすぐに解決でき、効率的に正しいスキルや最新の知識が身につけられます。スクールによっては最新のソフトを活用できるものもあります。

 さらに、スクールに仲間がいれば、モチベーションも維持しやすくなります。目標が近い人たちの作品やアイデアに触れるといい刺激になりますし、連絡を取り続けていれば、将来的に仕事で助け合える仲間にもなるでしょう。

 最近では、オンラインで学べるスクールも多く、好きな時間・好きな場所で学べるようになっています

未経験からWebデザインの知識が学べる
おすすめのスクール3選

ヒューマンアカデミー
  • オンラインでも教室でも学べる
  • 就職率90.9%の就職活動サポート
  • 給付金で受講料が20%OFF
Schoo
  • オンラインでどこでもに学べる
  • 業界をリードする講師の授業
  • 980円/月で8000本の授業見放題
ウケホーダイ
  • オンラインでどこでも学べる
  • コーディングや色彩が学べる
  • 複数の講座を定額で受け放題

 スクールの中には、転職活動までサポートしてくれるものもあります。スキルや経験を重ねられるだけでなく、希望に合う求人の紹介、ポートフォリオの作成や面接対策など、未経験からWebデザイナーとして働くまでを支えてくれます。

未経験からWebデザイナーを目指せる
おすすめの転職スクール3選

Winスクール
  • オンラインで受けられるプロの個人レッスン
  • ノートパソコンを無料で貸出
  • 補助金で受講料が最大70%OFF
HerTech
  • 転職を目指す女性特化のスクール
  • スキマ時間に勉強しやすい動画授業
  • 完全未経験から4か月でキャリアチェンジが目指せる
TechAcademy
  • 専属メンターがスキル習得サポート
  • Webデザイン+Webマーケの講座がある
  • 補助金で受講料が最大70%OFF

 なお、スクールに通って転職を成功させるポイントや、スクールの選び方などについては「」の記事で紹介しています。同じようにスキルが学べて、副業に向けた方法が学べるスクールについては「」の記事で紹介しています。

独学でWebデザイナーを目指す

Webデザイナーになるために独学で学ぶ人

 現在は、Webデザイナーを目指す人に向けた本がたくさん出版されていますし、技術や知識もブログや動画で学べます。Webデザイナーになるためのスキルは独学でも学べます。

 独学は自分の好きなタイミングに好きな場所で学べるのも利点です。

 ただし、スクールのように講師がいるわけではないので、分からない部分の解決には時間がかかってしまうかもしれません。また、スキルを身につけるには実践が必要です。スペックのあるパソコンの購入も必要です。

未経験からWebデザイナーになる知識が学べる
おすすめの本3選

1冊ですべて身につく
HTML & CSSとWebデザイン入門講座
  • 手を動かして作りながら学べる
  • 初心者にも分かりやすい内容
  • コード知識からデザインまで1冊で網羅
いちばんよくわかる
Webデザインの基本きちんと入門
  • Webデザイナーに必須の基礎知識を網羅して学べる
  • Webデザインのテクニックが満載
  • 運用・マーケティングも学べる
いきなりWebデザイナー 副業でもOK!
スキルゼロから3か月で月収10万円
  • バナーの作り方~開業方法を解説
  • 著者は副業Webデザイナー育成講師
  • Webデザイナーになるためのメソッドが満載

資格を取得してWebデザイナーを目指す

Webデザイナーになるために資格勉強をする人

 Webデザイナーになるための必須資格はありません。しかし、Webデザイナーの仕事に活かせる資格はたくさんあります

 とくに未経験者は資格を取ることをおすすめします。資格勉強をすれば、効率的にWebデザインの知識が身につくからです。また、資格を持っているということで、自分のブランドを強化することにも繋がります。

Webデザインの仕事で
役立つ資格7選

スクロールできます
ウェブデザイン技能検定厚生労働省認定のWebデザインに関する国家資格。3級~1級がある。
Webについての幅広い知識が問われ、2級と1級の受験には実務経験が求められる。
勉強には『』を解くのがおすすめです。
webクリエイター能力認定試験サーティファイが実施する民間資格。スタンダードとエキスパートの2級種がある。
Webサイト制作担当者向け試験で、コーディングやWebデザインのスキルを測る。
HTMLとCSSを使ってWebサイトを作成する実技試験がある。
勉強には『』を利用するのがおすすめです。
HTML5プロフェッショナル認定試験特定非営利活動法人エルピーアイジャパンが実施する民間資格。
Webデザインに使うhtml5、CSS3、JavaScriptなどの知識が問われる。
マルチデバイスに対応したWebデザイン制作スキルの証明になる。認定期間は、合格後5年間。
勉強には『』を利用するのがおすすめです。
アドビ認定プロフェッショナル株式会社オデッセイコミュニケーションズ主催のアドビ株式会社公認の国際資格。
Photoshop、Illustrator、Premiere ProのAdobe製品ごとに試験がある。
それぞれの基礎的知識が問われ、ツールを実際に操作する実務試験がある。
Photoshopクリエイター能力認定試験サーティファイが実施する民間資格。スタンダードとエキスパートの2級種がある。
Photoshopを使ったグラフィックコンテンツの制作スキルを測る。
コンテンツを制作する実務試験がある。
Illustratorクリエイター能力認定試験サーティファイが実施する民間資格。スタンダードとエキスパートの2級種がある。
Illustrarorを使ったグラフィックコンテンツの制作スキルを測る。
コンテンツを制作する実務試験がある。 
色彩検定公益社団法人色彩検定協会が実施する資格。
3級~1級と色のユニバーサルデザインに特化したUC級がある。
色に関する知識や配色技法などが問われる。
には、色彩検定の講座があるのでおすすめです。

 なお、資格を取得するために考えるべきポイントは「」で紹介しています。リンク先の記事は、オンラインスクールで資格を取得するための方法が書いてありますが、自宅で本を読みながら勉強する場合も、同様のポイントを押さえることが大切です。

転職エージェントに登録してWebデザイナーを目指す

Webデザイナーになるために転職エージェントを利用する人

 学習してスキルを身につけたら、Webデザイナーとして働ける場所を探してみましょう。そんな時に力になってくれるのが、転職エージェントです。

 転職エージェントだけが持っている非公開求人があり、転職エージェントを利用するだけで転職先の選択肢が広がります。さらに、募集を出している企業がどんな企業なのかも知っているので、応募者のスキルや働き方などの希望と合う求人を紹介してくれます。

 利用は無料で、応募資料の添削や面接対策、企業への応募者の推薦などもしてくれるので、効率的にWebデザイナーが目指せます。

Webデザイナーを目指すときに力になってくれる
おすすめの転職サービス3選

リクルートエージェント
  • ほぼすべての業種・職種を扱う
  • 業界最大級の求人数
  • 希望や特性に合う求人を紹介
doda
  • 大手企業や優良企業の求人を扱う
  • 自分で検索して応募できる
  • 面接や応募書類にアドバイス
リクナビNEXT
  • 提携エージェントからオファーあり
  • 求人を探して応募できる
  • 企業からアプローチが来ることも

 転職エージェントの利用の流れや、転職活動を成功させるポイントは「」の記事で紹介しています。

副業としてWebデザイナーを目指す

副業でWebデザイナーとして働く人

 副業でWebデザイナーになる方法もあります。本業とは別に働くので、今よりも収入を増やせるのが魅力です。副業で経験を積めば、将来、独立の道もあるでしょう。

 副業Webデザイナーになるには、独学やスクールに通うなどの方法があります。なかでもおすすめなのは、副業のスキルが身につけられる副業スクールに通うことです。

 なかには、副業Webデザイナーが目指せるオンラインスクールもあります。そのようなスクールであれば、案件を獲得して働いていく方法のレクチャーをしてもらえるなど、副業Webデザイナーに特化したサポートがあります。

 副業で働きたいと考えている人は、副業スクールを検討してみましょう。

未経験から副業Webデザイナーが目指せる
おすすめオンラインスクール3選

ChapterTwo
  • 高単価案件獲得に特化したカリキュラムとサポート
  • 卒業者に副業案件を紹介
  • 無料相談・無料体験レッスンあり
nests Digital Creative Academy
  • 現場が求める実践的スキルを習得できるカリキュラム
  • 副業に向けたカウンセリングあり
  • 特待生制度で学費を支援
日本デザインスクール
  • 講師は現役Webデザイナー
  • 45日の短期間でスキルが身に就く
  • 無料セミナーで働き方やなり方を教えてもらえる

 なお、副業スクールに通って稼げるようになるまでの流れや注意点については、「」の記事で紹介しています。また、副業の始め方や始めるときのポイントは「」の記事で解説しています。

フリーランスとしてWebデザイナーを目指す

Webデザイナーとしてフリーランスで働く人

 企業に属さずにフリーランスとして働く方法もあります。フリーランスならば自分で仕事が選べ、作業ペースも調整できるので、自由な働き方ができるでしょう。

 一方で、会社員のように固定給がないので不安定です。収入は、仕事の内容や仕事量に比例します。そのため、十分なスキルや実績がある方が活躍でき、仕事の幅も広げられるでしょう

 名ばかりのWebデザイナーになってしまわないように、どのような技術があるのかを示すポートフォリオやWebサイトを作ったり、運営資金を用意したり、固定客となるような人脈を作ったりして、準備をしておくと安心です。

フリーランスとしてのwebデザイナー

 Webデザイナーの需要は多く、将来性もあると考えられています。最近は、簡単にデザインやWebサイトが作れる無料サービスが出現しました。そのせいでWebデザイナーの需要が減るのではないかと考える人もいますが、そうではありません。そのような無料サービスでは、誰でも手軽に近しいものが作れますが、人の心に訴えかけ、行動を促すものを作るにはWebデザイナーとしてのスキルが必要です

 また、SNSが広まったことでWebサイトを持たない企業もあります。そのせいでWebデザイナーの需要は減ると考える人もいますが、WebデザイナーはWebサイトだけを制作しているわけではありません。SNSで使うロゴ・アイコン・バナーなどの作成もWebデザイナーの仕事です

 Webデザイナーに限った話ではありませんが、最終的に重要なのは自分のスキルです。引き受けた仕事でいい結果が出せれば、新しい次の仕事を任せてもらえたり、サイト運用や更新を任せてもらえることもあります。そうなれば、需要の有無などとは関係なく、安定した仕事に繋がります。

 フリーランスで働こうか悩む人におすすめなのが、フリーランス向けエージェントです。フリーランス向けエージェントは、業界に精通したコーディネーターが、発注企業との間に立って案件を紹介してくれるだけでなく、キャリアの進め方などのフリーランスの悩みに個別で相談に乗ってくれます。まずは個別相談だけでも申し込んでみるといいでしょう。

フリーランスを検討している人におすすめ
安心して使えるフリーランス向けエージェント

レバテッククリエイター
  • Web業界に精通したコーディネーターが案件を提案
  • 単価交渉、商談対策、税務サポートなどをしてもらえる
  • 契約も早期更新など、案件参画中も専任の担当者がフォロー

フリーランスや副業での仕事の取り方

 フリーランスは自分で仕事を取らなければなりません。営業活動をしたり、人脈に頼るなどの方法もありますが、最近はクラウドソーシングやフリーランス向けエージェントなどもあるので効率的に受注できるようになりました。

 案件によっては、Webサイトの制作だけでなく企画から携わることもあります。逆に、バナーの作成だけ、ロゴの作成だけというようなピンポイントなものもあります。スキルやスケジュールによって、自分に最適な案件を選びましょう。

安心して使えるスキルマーケットサイト
おすすめ3選

クラウディア
  • 打ち合わせ~納品がネットで完結
  • スキル出品も案件への応募もできる
  • 高単価非公開案件へスカウトもある
ココナラ
  • 会員数190万人以上
  • スキルを出品して仕事を受注できる
  • 決済はサイトが仲介するから安心
クラウドワークス
  • 利用企業78万社以上
  • 案件に応募して仕事を受注できる
  • 上場企業が運営しているから安心

Webデザイナーになるための準備

WEBデザイナーを目指す人

 未経験から目指せるWebデザイナーですが、最低限必要なスキルはあります。Webデザイナーになる準備として、スクールに通うなどして知識やスキルを身につけなくてはなりません。

 Webデザインの求人は多く、ニーズが高まっていますが、Webデザイナーを目指す人も増えつつあります。そのような中で長くWebデザイナーとして活躍していくためには、継続して幅広いスキルや新しい技術を身につける努力が必要です。

Webデザインで意識すること

UIとUX

 Webデザイナーの役割に、UIやUXの向上があげられます。

UI(ユーザーインターフェース)User(使う人)+Interface(接点、繋がり)
ユーザーが接するサービスやシステムの見た目のこと。
Webデザインの場合、Web画面上の文字の大きさ・色・位置・装飾などを指す。
これらをデザインして、分かりやすい・使いやすい見た目を作ることを「UIデザイン」と呼ぶ。
UX(ユーザーエクスペリエンス)User(使う人)+Experience(体験)
ユーザーがサービスやシステムを通して得る体験のこと。
これらをデザインして、やりたいことが心地よく実現できる内容を作ることを「UXデザイン」と呼ぶ。

 例えば、Webサイト上の文字は、その大きさや色によって、分かりやすさや使いやすさが変わってきます。探している箇所が見つけやすい見た目かどうか、これらをデザインするのが「UIデザイン」です。

 一方、UXは中身の部分と言えます。Webサイトを利用して買い物をしようとしたとき、探しているものが見つかりやすかった、迷わずに購入できた、商品がスムーズに届いたといった、体験そのものをデザインするのが「UXデザイン」です。

 UIやUXは、Webページの滞在時間やアクセス数に直結する、重要な部分です。これらを意識してWebサイトをデザインするのが、Webデザイナーの役割です。なお、最近の求人には、どのポイントに重きを置いているかを示すために「UIデザイナー」「UXデザイナー」という名称で募集しているものも増えています。

SEO対策

 SEOとは「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)の略です。どんなにいいWebサイトが出来上がっても、そのサイトに来てくれる人がいないのでは意味がありません。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位に表示されれば、サイトに来てくれる人も増えるでしょう。そのためには、このSEOの対策をする必要があります。

 ユーザーが来てもすぐに離れてしまうサイトは、ユーザビリティが低いと認識され、検索順位が落ちてしまいます。欲しい情報がすぐに見つからないページ、画像の読み込みに時間がかかるページなどは、検索エンジンに評価されません。

 SEO対策として、欲しい情報が見つかりやすい、画像がスムーズに表示される、パソコンでもスマートフォンでも見やすいといった、ユーザーにストレスのないサイトを、Webデザイナーはデザインします。そうすることで、検索結果の上位に表示されるようになり、Webサイトを訪れる人の増加に繋がります。

Webデザイナーに必要なスキルを身につける

デザインスキル

 Webデザイナーにはデザインスキルが欠かせません。デザインはセンスだけでなされているものではなく、魅力的に見せるルールがあります。構図、配色、レイアウト、フォント、文字サイズ、余白など、魅力的に見せるルールを学びましょう

 さらに、デザインにはトレンドもあるので、今のはやりはどんなものか?など継続的にアンテナを張ることが大切です。多くのデザインをインプットし、ときにはほかのデザインを見て「どうして魅力的に見えるのか?」など見せ方を考えるなどして、デザインスキルを磨いていきましょう。

ツール操作スキル

 Webデザイナーとして働くためには、デザインツールを使いこなすスキルが必要です。中でも「Photoshop」「illustrator」の操作は必須。Webサイトのデザインを具現化する時に使いますし、操作スキルが高ければ制作もスムーズに進められます。

PhotoshopAdobe社のデザインツール。デザイン業界の標準ツールとも言え、大半のWeb制作会社で採用されています。
画像の編集や、Webサイト全体のデザイン作りに使われます。
Webデザイナーの多くがPhotoshopを利用しているので、受け渡されるデータもPhotoshopの場合が多くなっています。
IllustratorAdobe社のデザインツール。Photoshopと同時に使われることが多いツールです。
主に、ロゴ、飾り文字、バナー広告などWebサイトのパーツを作るときに使われます。

コーディングスキル・プログラミングスキル

 コーディングスキルとプログラミングスキルは、Webサイトの構築やデザインに必要になります。サイトの文章や画像、見出しなどの構成要素を指定するHTML、レイアウトやデザインを加えるCSS、アニメーションやポップアップなどで機能や表現を高めるJavaScriptなどは基本と言えます。

 仕事によってはWebデザイナーがコーディングを行わない場合もあります。しかし、プログラミングスキルを持っていれば、技術的に可能なデザインか?など、コーディングのことを考えたうえでサイトをデザインできます。

webマーケティング

 Webサイトは売り上げのアップや顧客の認知度向上などの目的で作られます。そのような狙いを深く理解し、効果のあるサイトを作成するためにも、Webマーケティングの知識は必要です。

 SEOを意識したサイト作りや、制作前の市場調査、Webサイトへのアクセス情報の分析などができれば、Webデザイナーとしての信頼度も上がるでしょう。クライアントへの提案にも幅が出るだけでなく、狙いを正確に理解できるので、連携を取りながらスムーズに課題解決が目指せます。

Webデザイナーが持っていると役立つスキルを身につける

企画力

 Webデザイナーは、クライアントへのヒアリングをもとに、クライアントが達成したい成果と、そのための方法を立案します。きれいなデザインのサイトならば達成できるというものでもありません。クライアントが達成したい成果は何か、そのためにどのような方法を取ればいいのか、どのようなサイトにすれば達成できるのか。成果を達成するまでの道筋を考え、企画しなくてはなりません。

 企画力のあるWebデザイナーは、クライアントから重宝されます。企画力があれば、あなたにしかできない仕事ができるでしょう。

コミュニケーションスキル

 Webデザイナーの仕事はパソコンに向かって黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、コミュニケーションスキルはさまざまな場面で役立ちます。

 クライアントの要望をヒアリングする時に、クライアントのイメージを理解し、具体化し、共通認識として定義しておかなければ、クライアントの思い描くものとは違ったサイトが出来上がってしまうかもしれません。クライアントにデザイン案をプレゼンするときには、デザインの意図を分かりやすく説明しなくてはなりません。

 また、チーム内での打ち合わせでも、クライアントの要望やイメージするサイトの完成形をチームメンバーに伝える場面もあります。このようにコミュニケーションスキルは、認識の共有や説明の場面で役立ちます

ロジカルシンキング

 Webサイトは、感覚やセンスによって作られているわけではありません。目標を達成するにはどうすればいいか、サイトを訪れた人にどのように動いてもらうかを考えながら、論理的に組み立てていきます。この、論理的に考える力こそロジカルシンキングのスキルです。

 クライアントに説明するときにも、このロジカルシンキングは必要です。例えば、サイトを改善するときに、どの部分の改修が必要なのか、それはなぜなのかといった経緯や原因は、論理的な説明でないと納得できません。

 このように、ロジカルシンキングは、Webデザイナーの業務全般で役立つスキルなのです。なお、ロジカルシンキングの基本的な考え方については「」の記事で紹介しています。

ポートフォリオを準備する

 ポートフォリオとは、自分の作品をまとめたものです。Webデザイナーを目指すなら、ウェブ上で閲覧できるポートフォリオサイトを作ってみましょう。Webデザイナーにとって、履歴書や業務経歴書と一緒で、自分を知ってもらうための重要な資料になります。

 ポートフォリオを通して、どのようなサイトが作れるのか、持っている技術やデザイン性、企画力などのスキルを伝えます。しっかりと作り上げれば、企業側に熱意やスキルが伝わり、転職活動でも有利に働くでしょう。

 ただ見栄えがいいものを作るのではなく、制作物の目的や用途、工夫したポイントなどを論理的に伝えられるように見せましょう。複数人で作ったサイトであれば、制作人数、制作期間、担当箇所もわかるようにします。

Webデザイナーになるための自己PRポイント

 Webデザイナーになるために身につけた知識やスキルは、自己アピールになります。興味を持ってどんな行動を取ったか、どうしてそれを学ぼうとしたのかを論理的に伝えられるように準備しておきましょう。

 他にも、現職での経験に強みが隠れているかもしれません。例えば、次のような経験はないでしょうか。

自己アピールになる経験
  • コミュニケーション能力を活かした経験
  • スピード感を持って対応した経験
  • 高い集中力を維持して作業した経験
  • ユーザー目線を持って改善した経験
  • 探求心を持って最新トレンドなどを集めた経験

 このような経験は、アピールポイントとして自己PRに入れこめるでしょう。ただし、自分の紹介だけにならないように、その経験がその企業での業務にどう活かせるのかを考えてみましょう。なお、企業ごとに求められるスキルは違います。何が求められているのかを把握して、持っている経験の中で何が役立つのかを見極めましょう。

 さらに、Webデザイナーには、次のような人が向いているとされます。

Webデザイナーに向いている人
  • 新しい技術を試すチャレンジ性や好奇心がある人
  • 知識を増やすのが好きな人
  • 探求心が強く最新トレンドにアンテナを張る人
  • 黙々と作業をこなせる根気強さがある人

 このような特性があるのならば、自分のアピールポイントとして加えるといいでしょう。

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ソフトウェア会社の営業→「Webデザイナー」を目指す場合の自己PR例

 私はお客様の潜在的なニーズを引き出すために、コミュニケーションを大切にしてきました。現職のソフトウェア会社の営業では、アイスブレイクで打ち解けたあと、具体的に質問していくことで、話しやすい雰囲気になるよう意識しています。お客様の話す言葉に相槌を打ち、内容をまとめながら聞いていくことで、「〇〇さんに言われて気付いたけど」と、ご本人も意識していなかった課題感を伝えてもらえることもあります。Webデザイナーとしての実務経験はありませんが、Webデザイナーとしてお客様の課題解決に寄り添い、貴社に貢献したいと考えています。

Webデザイナーとは?

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