プログラマーとは、システムやソフトウェアを開発する仕事です。プログラミング言語を使って、システムを作ったり、開発したシステムに問題がをテストしたりします。また、問題が発生したときに修正したりもします。
プログラマーは専門職ですが、プログラミングスクールや専門書籍も多く、以前に比べると働きながらでも勉強しやすくなっています。そのようなプログラマーには、次のような特徴があります。
未経験から目指せる
未経験から目指しやすい職種。必要な資格はなく、たくさんのスクールや学習本があり、学びやすいです。
手に職をつけられる
プログラマーは専門職。経験やスキルを身につけていけば、高額収入も夢ではありません。
求人数が多い
デジタル化が進み、システム開発案件が多くなっていることから、プログラマーの求人は多いです。
この記事では、プログラマーがどのような仕事なのか、働き方や収入といった基本的な情報や、必要なスキルや学び方などの未経験から目指す方法を選りすぐって紹介します。
未経験からプログラマーが目指せる
おすすめのサービス3選
- 働きながらでも約半年でスキル習得が目指せる
- アプリの開発~リリースの経験が積める
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- 就職率96%、実務スキルが身につけられる
- 各種プログラム言語習得や資格取得を目指すカリキュラム
- 補助金制度で受講料が最大70%OFF
- Web制作副業が目指せるプログラミングスクール
- 副業案件を紹介、メンターのサポートを受けつつ挑戦
- 無料のプログラミング体験がある
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プログラマーとは
プログラマー(PG)とは、プログラミングをする仕事です。システムを動かす命令文"プログラミング言語"を使って、システムやアプリケーションを作ったり、問題が発生したときに問題なく動作するように修正したりします。
システムが開発されるまで
システム開発は、大まかに上図のように進められます。要件定義~詳細設計までを上流工程、プログラミング~運用までを下流工程と呼びます。この中で、プログラマーは主に下流工程のプログラミング~テストを担います。なお、主に上流工程で設計を担当するエンジニアをシステムエンジニアと呼びます。
クライアントに要望をヒアリングし、必要な機能、予算、期間などをまとめます。詳細をまとめ「要件定義書」を作成します。
要件定義書に沿って、設計していきます。まずは、システムの外観部分であるUI(ユーザーインターフェース)を設計します。UIはシステムを使う人が直接触れる部分。使いやすさや分かりやすさを意識して設計します。そして「基本設計書」を作成します。
外観部分の設計ができたら、次は内部を設計していきます。この後のステップでは、この設計書を基に開発が行われます。必要な機能が実現されるように、必要な機能や画面の遷移などのシステム内の実装方法を設計して「詳細設計書」を作成します。
システムエンジニアが書いた設計を基に、コードを書いていきます。そのためにはプログラミング言語の知識が必須。システムが想定どおりに動くようにプログラムを作成していきます。
プログラムが完成したら、要件定義で定めたように正常に動作するかを確認します。一般的に、テストは4段階で進められます。
- 単体テスト プログラムそれぞれが正しく動くかのテスト
- 結合テスト 複数のプログラムを結合して正しく動くかのテスト
- 総合テスト すべてのプログラムが正しく動くかのテスト
- 運用テスト システムを運用する環境下で使用できるかのテスト
プログラムにミスや不具合があったときは修正します。その後、再度テストをして修正の完了を確認します。企業やプロジェクトによっては、テスターと呼ばれる担当者が別に充てられることもあります。
テストで検証され、品質が保証されたらリリースされます。この時、すでに稼働しているシステムがあれば、データを移さなくてはなりません。データの移行ができ、新しいシステムが問題なく動けば、リリース完了です。
リリース後は、システムを安定して稼働させていくために、運用・保守を行います。システムが正常に稼働しているかをチェックし、不具合が起きないように監視したり、もし予期せぬ不具合やトラブルがあれば対応したりします。
また、クライアントからのフィードバックを受けて改修、アップデートもします。作って終わりなのではなく、作った後にメンテナンスをしながら使い続けられるように、システムを利用していく限り対応していきます。
プログラマーのやりがい
自分が作ったものを使ってもらえる
自分の作ったものが、世の中のいろんな人を支える。
新しい技術やアイデアに触れられる
技術は常に新しくなる。最先端のものに触れられる機会は多い。
業界に貢献できる
業界に役立つものづくりに関わって、業界に貢献できる。
プログラマーの魅力
スキル次第で高収入にも
高度なスキルがあれば、収入に反映される可能性が高い。
いろんなキャリアプランがある
プログラマーの経験は、他の職種や自由な働き方にもつなげられる。
将来的に海外で働くことも視野に
プログラミング言語は世界共通。需要は海外でも高い。
プログラマーの種類
Webプログラマー
ショッピングサイトやSNS、動画配信、会計管理ツールや人材管理ツールなど、WebサービスやWebアプリケーションにはさまざまなものがあります。そのようなWeb上のシステムやアプリケーションを開発するプログラマーです。
Webプログラマーは幅広い知識が求められます。Webシステムのプログラミングの他にも、データベースの連携やWebサイトの技術やデザインといった知識も必要になることがあります。
Java、PHP、Ruby、Python、JavaScript、GO、SQLなど
アプリケーションプログラマー
パソコンやスマホなどにインストールして使うアプリを開発するのが、アプリケーションプログラマーです。動画編集アプリやSNSアプリなど使っている人も多いのではないでしょうか。
新規でアプリを開発するだけでなく、すでにあるアプリに機能を追加したり、アプリのアップデートといったリリース後の運用保守をしたりなど、アプリの開発全般に関わる仕事です。ソフトウェア、ハードウェア、ネットワークなどの知識が求められます。
Java、JavaScript、C#、Swift、Objective-C、Kotlinなど
組み込み系プログラマー
電化製品や車、産業用ロボットなどにもコンピューターが搭載されています。そのような機器の制御をするシステムを開発をするのが、組み込み系プログラマーです。
生活に身近なものの性能をプログラミングで高めていきます。例えば、スマホとIoTが発展して、電化製品を遠隔操作できるようにもなりました。これからますます発展していくでしょう。
Java、C、C#、C++など
ゲームプログラマー
クリエイターの設定したシナリオや演出に沿ってゲームが動くようにプログラミングします。
オンラインゲーム、コンシューマーゲーム、ソーシャルゲームなど、現在はさまざまな種類のゲームがあります。その種類によって求められるスキルや知識が異なります。それぞれの動作環境に合わせたスキル、グラフィックの描画など、専門的なスキルが求められます。
C#、C++、JavaScript、Swiftなど
汎用系プログラマー
金融機関や大企業などでは、大型コンピュータで情報処理を行ってシステムを運営しています。そのような大規模なシステムの開発や既存システムの改善をするプログラミングを行うのが、汎用系プログラマーです。
開発するシステムが専門的で、膨大なデータを安全に扱う必要があることから、他のコンピューターと互換性のなく設計されることが多くあります。同じプロジェクトに長期間携わることも多いでしょう。
Java、C、COBOL、PL/SQLなど
オープン系プログラマー
指定されたネットワーク内のコンピューターが情報にアクセスできるオープン系システムを開発します。例えば、複数の店舗があるお店の顧客情報データベースや、病院の電子カルテなどがあげられます。
PHP、JavaScript、Ruby、Java、C++、C#、Pythonなど
通信系プログラマー
IT・ネットワーク機器などを開発するプログラマー。インターネットの利用に欠かせないルーターやモデムなど関係する製品を開発したり、アクセスプログラムを開発したりなど、ネットワーク技術に特化したシステムを開発します。
Java、C、C++など
AIプログラマー
AIを活用したシステムの開発をするプログラマー。AIに必要なアルゴリズムに関する知識など、専門的な知識が求められます。
AI分野は発展途上なので慢性的に人手が少なく、かつさまざまな分野でAIが注目されているため、AIプログラマーの需要も高まりつつあります。
Python、Julia、C++など
プログラマーの主な働き方
Web系企業に所属する
インターネット上でWebサービスを提供する会社では、ECサイト、SNSサイトなど、自社サービスの企画、開発、運用、改良など一貫して行っていきます。そこで働くプログラマーは、自社で決めた利用者が利用したくなるような機能を実装します。
Slerに所属する
Slerとは、システムインテグレーターの略。企業や官公庁などのクライアントの要望に応じて、システムの開発や運用を請け負います。開発するシステムの種類によって、使うプログラミング言語が変わり、プロジェクトによっては、数人で進める小規模なものも数百人で進める大規模なものもあります。さまざまな業界のシステム開発が経験できるのが特徴です。
ITコンサルティング会社に所属する
ITを使ってクライアントの課題に解決策を提示するITコンサルティング会社。クライアントによってさまざまな業界の幅広い業務に携わる可能性もあります。ITコンサルティング会社では、システムの提案や要件のすりあわせなど、クライアントとやり取りする業務が多いのが得業。クライアントへの提案からシステム開発までを一貫して請け負うことも少なくありません。課題解決策の提案やシステム開発の経験が積めるでしょう。
一般企業のIT部門に所属する
一般企業に所属してプログラマーとして働くという道もあります。仕事は、社内で使うシステムの管理がメイン。設計、開発、運用など社内システム全般に関わるので、幅広く仕事に携わることができます。
副業にする
プログラミングスキルを身につけてできる副業には、さまざまな案件があり、なかには簡単な案件もあります。そのような案件を引き受けて経験を重ねていけば、未経験から経験者になれるでしょう。
人脈が広がり、新しい領域にチャレンジできるといった理由から、現役プログラマーも副業をしています。そのような中で、まったくの未経験から副業案件を獲得するのはハードルが高いものです。しかし、最近ではプログラミングを教えてもらえて副業案件を紹介してくれる、副業スクールもあります。そのようなスクールに通えば、副業を始めやすくなるでしょう。スクールは「副業としてプログラマーを目指す」で紹介しています。
フリーランスとして独立する
スキルを身につけ実績を重ねていけば、将来的にはフリーランスとして働く道もあります。さまざまな場所で自由に仕事ができ、高いスキルを活かせば大きなリターンに恵まれることもあります。自分で案件を獲得する必要があるので、スキル・経験・人脈などは重要です。いきなりフリーランスを目指すのではなく、企業で働きながら経験やスキルを身につけてから独立するのがおすすめです。
プログラマーの収入
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、プログラマーの平均年収は550万2000円です。全産業の平均年収が496万5000円なので、少し高めと言えるでしょう。
年齢層 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 322万4500円 |
25~29歳 | 434万1800円 |
30~34歳 | 518万2700円 |
35~39歳 | 601万6900円 |
40~44歳 | 625万5600円 |
45~49歳 | 685万9800円 |
50~54歳 | 701万7500円 |
55~59歳 | 698万6800円 |
月額給与別の人数割合を見ると、月額給与は月額給与は10万円代後半~100万円以上と、人によって大きな開きがあります。なかでも、月額給与が22万円~27万9000円という人が全体の約30%を占めています。
参照:職業情報提供サイト(日本版O-NET)(プログラマー)
プログラマーを目指す人におすすめの方法
未経験からプログラマーを目指すステップ
プログラマーは、未経験から目指せる職業です。プログラマーになるための必須資格はなく、プログラミングに関するスキルや知識を身につければ、プログラマーとして働けるでしょう。ただし、プログラミング言語にはいくつもの種類があり、やみくもに身につければ良いというものではありません。プログラマーを目指すには、踏むべき順序があります。
なお、未経験の業界や職種に移る場合のステップや役立つサービスは「キャリアチェンジとは~年齢ごとの進め方とおすすめの転職エージェント10選」の記事で紹介しています。また、フリーターから正社員を目指す方法や役立つサービスは「正社員を目指すフリーターにおすすめの転職エージェント13選」の記事で紹介しています。
すでに「プログラマーの種類」で紹介したとおり、プログラマーには種類があります。何を開発するプログラマーかによって、その後習得するプログラミング言語も変わってくるので、勉強をする前に「どんな仕事をするプログラマーになりたいのか?」を考えてみましょう。
どんなプログラマーになりたいかが決まったら、それにあわせたプログラミングスキルを習得していきます。
習得する方法はいろいろあります。独学はもちろん、専門のスクールに通ったり、資格取得を目指すのもいいでしょう。転職をするのか?副業をするのか?、自分の性格に合う学び方はどんなものか?時間的・経済的な状況などもを考慮して決めましょう。
自分のスキルレベルを相手に伝えるポートフォリオ。プログラマーを目指すなら、用意するといいでしょう。自分にはどんなスキルがあり、どんなものを作ってきたのかは、口頭よりも実際に見せた方が伝わりますし、説得力も上がります。
プログラマーの場合、一般的にポートフォリオはWebで作成します。しかし、面接はWebが見られない環境で行われる場合もあります。そのようなときにも説明できるように、Webのものを印刷したもので構わないので、紙媒体を用意しておくようにしましょう。
プログラマーには未経験可の求人も多くあります。そのような求人に応募して、現場で働いていくことで、スキルや経験を重ねていきましょう。
企業に所属して働く場合には、転職エージェントの登録がおすすめです。求人の紹介や選考対策といった転職活動のサポートが無料で受けられます。また、プログラミングスキルが学べるスクールで、転職サポートをしてくれるものもあります。そういったスクールに通えば、プログラマーを目指す人に特化したサポートが受けられるので、転職活動も楽になるでしょう。
副業を目指す場合は、副業サポートをしてもらえるプログラミングスクールを選びましょう。現場で求められるスキルだけでなく、案件獲得の方法が学べます。なかには、講師のサポートを受けながら副業ができるスクールもあります。
スクールに通ってプログラマーを目指す
いち早くプログラマーを目指すなら、スクールに通うのがおすすめです。
スクールに通えば、身につけたいスキルが習得できるようカリキュラムが組まれています。その上、分からない部分を講師に質問したり、勉強方法をメンターに相談したりできるので、効率的にスキルを身につけられます。
オンラインスクールの数も多く、自宅で通えるのも魅力です。教室が近くになくても、空いた時間に勉強できると、場所や時間に捕らわれず勉強しやすくなっています。
スクールのなかには、転職もサポートしてくれる転職スクールがあります。そういったものを選べば、スキルの習得から転職活動まで、プログラマーになるまでの全体をサポートしてもらえるので、より効率的にプログラマーを目指して進められます。
オンライン学習だから自宅で学べる
転職サポートもあるおすすめプログラミングスクール3選
- 働きながらでも約半年でスキル習得が目指せる
- アプリの開発~リリースの経験が積める
- 補助金制度で受講料が最大70%OFF
- 3か月でAIプログラミングが習得できる
- 理想のキャリア実現を重視して、転職をサポート
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- 追加料金なしでノートパソコンを貸出
- 就職率96%、実務スキルが身につく種類豊富なカリキュラム
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資格を取得してプログラマーを目指す
プログラマーになるために資格は必ずしも必要ではありません。しかし、資格を取得すれば、自分が持つ能力の証明になります。資格がない場合に比べて、スキルや熱意を伝えられるので、企業に自分を分かってもらいやすくなり、自分の能力を活かせる職場に転職しやすくなるでしょう。
また、資格勉強はその分野を効率的に学ぶことができます。公式のテキストや問題集に沿って勉強をすれば、その分野で必要な知識をまんべんなく身につけることができるでしょう。
なかには資格取得のためのスクールもあります。スクールによっては、分からない部分を講師に確かめられたり、勉強の進捗管理もしてもらえるものもあります。そのようなスクールに通えば、より効率的にスキルを身につけることができるでしょう。
プログラマーの仕事で
役立つおすすめ資格
ITパスポート試験 | ・経済産業省の独立法人、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格。 ・エンジニアに必要なリテラシー全般が学べる ・基本的なIT知識を持っている証明になる。 ・情報処理技術者試験の中で最も易しいレベルで、取得を目指しやすい。 「ヒューマンアカデミー 」には、「ITパスポート試験対策講座」があります。 スマホを使ってスキマ時間で学べるのでおすすめです。 |
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基本情報技術者試験 | ・経済産業省が実施する国家試験。 ・セキュリティやデータベース、ネットワークなどのプログラミングの基本が学べる。 ・ITに関する基礎知識や情報処理の技術を持つ証明になる。 スマホで学べる「STUDYing 」には、「基本情報技術者試験講座」があります。 スキマ時間で効率的に学べるのでおすすめです。 |
PHP技術者認定試験 | ・一般社団法人のPHP技術者認定機構が運営の民間資格。 ・プログラミング言語「PHP」の知識を体系的に学べる。 ・PHPの専門技術を持つ証明になる。 『独習PHP』は、PHPの基本構文からDB連携、セキュリティ対策まで学べます。 また、「Winスクール 」の「PHPプログラミング講座」や 「TechAcademy 」の「PHP/Laravelコース」では、PHPが学べます。 |
Ruby技術者認定試験 | ・非営利団体のRubyAssociationが運営する民間資格。 ・プログラミング言語「Ruby」について体系的に学べる。 ・Web系プログラマーを目指す場合、多くのクライアントが使用する言語なので、仕事の幅が広がる可能性がある。 プログラミングスクール「Winスクール 」には「Rubyプログラミング」の講座があり、未経験から学べます。 |
C言語プログラミング能力認定試験 | ・サーティファイが運営する民間資格。 ・C言語の知識やスキルがあることを証明できる。 ・3~1級の平均合格率は60%前後と、難易度が高いIT系資格の中でも合格率が高い 『スッキリわかるC言語入門』は、丸暗記でなく仕組みが理解できる入門書で、仮想開発環境もついています。 また、プログラミングスクール「Winスクール 」では「C言語プログラミング講座」があり、未経験から身につけられます。 |
ORACLE MASTER | ・日本オラクル社が実施する民間試験。 ・データベース技術者に必要なスキルを体系的に身につけられる。 ・OracleDatabaseの管理に関する知識スキルの証明になる。 『オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database Fundamentals』は、 「Bronze DBA Oracle Database Fundamentals(試験番号1Z0-085)」の出題範囲を、 わかりやすい解説と豊富な練習問題で学べるようになっています。 |
Javaプログラミング能力認定試験 | ・サーティファイが運営する民間資格。 ・実用的なプログラミングスキルを身につけられる。 ・Javaに関する知識やスキルを持つことの証明になる。 プログラミングスクール「Winスクール 」には「Javaプログラミング」の講座があり、 また、「TechAcademy 」には「Javaコース」があり、未経験から学べます。 |
Python 3 エンジニア認定基礎試験 | ・一般社団法人のPythonエンジニア育成推進協会が運営する民間資格。 ・Pythonの知識スキルがあることの証明になる。 ・合格率は75%~80%前後と高く、難易度が高いIT系資格の中でも合格率が高い プログラミングスクール「Winスクール 」には、 「Python3エンジニア認定基礎試験対策」の講座があります。 |
なお、資格を取るときの学習方法や資格取得までの流れなどは「オンラインスクールで資格を取得するために」の記事で紹介しています。
独学でプログラマーを目指す
独学でスキルを身につけ、プログラマーを目指すという方法もあります。
現在では、プログラミングが学べる専門書籍も数多く出版されています。専門知識が学べるブログや動画などもあるので、学びやすいでしょう。
しかし、スクールと違って先生がいないので、分からないことが飲み込めるようになるまでは時間がかかってしまうかもしれません。すぐに習得したいという人には向きませんが、なるべくお金をかけずに自分のペースで勉強したいという人にはいい方法です。
独学でプログラミングを学ぶときに
おすすめの本3選
- プログラミングを全く知らない人向けのプログラミング入門書
- 丁寧な語り口で初心者でも分かりやすい
- 最初に読むのにおすすめ
- プログラミングの必要性や学び方を学んでいく本
- プログラミングの思考法も学習
- ゲーム作りを通して、プログラミングの全体像を学習
- プロのプログラマーを独学で目指す人に向けて執筆された本
- プログラマーとして必要なスキルがひと通り学べる
- Pythronの基本が学べる
転職エージェントに登録してプログラマーを目指す
未経験からプログラマーに転職しようとする場合、転職エージェントに登録するのがおすすめです。
転職エージェントなら、一般には公開されていない非公開求人を持っているので、応募できる案件の選択肢が広がるでしょう。また、応募書類の書き方や面接でどのような質問が想定されるかを教えてもらえたりなど、転職活動全般を無料でサポートしてもらえます。
プログラマーを目指して勉強をしたら、ぜひ登録してみましょう。
プログラマーを目指すときに力になってくれる
おすすめの転職サービス3選
- ほぼすべての業種・職種を扱う
- 業界最大級の求人数
- 希望や特性に合う求人を紹介
- 大手企業や優良企業の求人を扱う
- 自分で検索して応募できる
- 面接や応募書類にアドバイス
- 提携エージェントからオファーあり
- 求人を探して応募できる
- 企業からアプローチが来ることも
副業としてプログラマーを目指す
副業としてプログラマーになるという道もあります。本業ではできない経験が積めて、将来的に転職や独立といった道も拓けるでしょう。
副業としてプログラマーになるには、独学やスクールに通ってスキルを身につけるといいでしょう。なかでもおすすめなのは、副業スクールに通うことです。
副業スクールでは、プログラミングスキルと一緒に副業スキルも身につけられます。どのように案件を獲得するか、獲得した案件をどのように進めていくかなど、副業するときに必要になることまで教えてもらえるのです。なかには、講師にサポートしてもらいながら、副業案件にチャレンジできるものもあります。
副業としてプログラマーになろうと考えている人は、副業スクールを検討してみましょう。
副業プログラマーに特化したサポートがある
おすすめの副業スクール
- 業界が求めるスキルが身につく実践型カリキュラム
- 特待生制度で学費を支援してもらえる
- スキルに応じた制作案件を紹介
- Web制作副業が目指せるプログラミングスクール
- 副業案件を紹介、メンターのサポートを受けつつ挑戦
- 無料のプログラミング体験がある
なお、副業スクールに通って稼げるようになるまでの流れやポイントは「副業のスキルが身につくおすすめのスクール21選~選び方と稼ぎ方」の記事で紹介しています。また、副業の始めるときのポイントは「副業の始めるための準備」の記事で解説しています。
フリーランスとしてプログラマーを目指す
会社に所属せず、フリーランスとして働くプログラマーもいます。未経験からいきなりフリーランスのプログラマーになるのは難しいですが、スキルを身につけ、実績を重ねていけば、将来的にフリーランスとして働くのも夢ではありません。
フリーランスのプログラマーは、自分で案件を選べるので、企業に所属しているよりも自由な働き方ができるでしょう。しかし、企業に所属する人のように固定給があるわけではなく、働いた分だけ給与が発生するので、不安定でもあります。
フリーランスや副業での仕事の取り方
フリーランスや副業は、自分で案件を獲得しなくてはなりません。営業活動をしたり人脈に頼るイメージがあるかもしれませんが、最近では、フリーランス向けエージェントやクラウドソーシングもあるので、仕事を効率的に取れるようになっています。
案件によって、求められるレベルや条件はさまざま。これまでの経験を活かして、新しいチャレンジができるものもあるかもしれません。フリーランス向けエージェントを利用する場合にはコーディネーターと相談しながら、副業の場合は自分のスケジュールを考えながら、自分に合った案件を選びましょう。
フリーランスを検討している人におすすめ
安心して使えるフリーランス向けサービス
- Web業界に精通したコーディネーターが案件を提案
- 単価交渉、商談対策、税務サポートなどをしてもらえる
- 契約も早期更新など、案件参画中も専任の担当者がフォロー
安心して使えるクラウドソーシング
おすすめ3選
- 打ち合わせ~納品がネットで完結
- スキル出品も案件への応募もできる
- 高単価非公開案件へスカウトもある
- 会員数190万人以上
- スキルを出品して仕事を受注できる
- 決済はサイトが仲介するから安心
- 利用企業78万社以上
- 案件に応募して仕事を受注できる
- 上場企業が運営しているから安心
プログラミング言語ごとにおすすめのサービス
プログラミング言語には、さまざまな種類があり、携わる業務によって使うものが変わってきます。目指すプログラマー像が決まったら、それに合わせてプログラミング言語を学びましょう。
代表的なプログラミング言語は、次のスクールなどで学べます。
ゲーム開発、スマホアプリ、業務システムなど、幅広い分野で使われているプログラミング言語。
Webサービス、アプリ、機械学習などの開発で使われる言語。学習しやすく、日本語での情報収集もしやすい。
アプリ開発、データ分析、人工知能などに使われる言語。コードがシンプルで分かりやすく、学習しやすい。
iOSアプリ開発で使われるプログラミング言語。
Androidアプリ開発で使われるプログラミング言語。
WebサイトやWebアプリの開発で使われる言語。
なかには、プログラミング言語だけでなく、実務に必要なほかのスキルも併せて学べるスクールもあります。さらに、スキル活かして働ける副業や転職までサポートするものもあります。そのようなスクールは、「転職に役立つおすすめのスクール23選~選び方とスクールの特徴を解説」と「副業のスキルが身につくおすすめのスクール21選~選び方と稼ぎ方」の記事で紹介しています。
プログラマーになるための準備
プログラマーに必要なスキルを身につける
プログラミングスキル
プログラマーとして働くには、プログラミングスキルは不可欠です。プログラミング言語は複数あり、開発するものなどによって、企業のニーズは変わってきます。どの分野で働きたいのか?を考えて、習得するプログラミングスキルを決める必要があります。
一般的に、未経験可の求人で求められるスキルレベルは、言語の基本構文を理解しているなどの基本的なレベルです。プログラミングスキルを磨けば、仕事の幅は広がっていきます。
ハードウェアやネットワークなどの知識
プログラムはパソコンやネットワークと切り離せません。正しく動作するプログラムを作るためにも、それらの仕様は理解しておきましょう。また、プログラミングの知識だけでなく、ハードウェアやネットワークなど全体的な知識があれば、もし何か問題が起きたときにすぐ対処できるでしょう。
コミュニケーションスキル
チームでプロジェクトに関わる場面が多いので、コミュニケーションスキルは必須です。コミュニケーションスキルが高ければ、相手の意図を齟齬なく汲み取り、また自分の意図を正確に伝えることができるので、ミスや遅延なく仕事を進められるでしょう。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは論理的に物事を考えること。コンピューターに対して細かく正確な指示を出さなければならないプログラミングは、ロジカルシンキングそのものとも言えます。ロジカルシンキングができると、複雑に見える事象もシンプルに考えられるようになり、順序立てて説明できるようになるので、説得力のあるプレゼンや齟齬のない意思疎通ができるようになるでしょう。
なお、ロジカルシンキングの考え方や身につけ方については「ロジカルシンキングの身につけ方~4つの論理的思考法を図付きで解説」の記事で紹介しています。
プログラマーが持っていると役立つスキルを身につける
英語スキル
プログラミング言語は世界共通です。その技術は外国から入るものも多く、プログラミング言語の説明が英語で書かれているものも多くあります。もしも英語スキルがあれば、そのような説明を早く読み解けるので、その分早く実践できます。それだけでなく、海外企業や外国のスタッフとのコミュニケーションにも活かせます。
数学スキル
プログラマーには数学的な処理が求められる場面もあります。例えば、ゲームプログラミングで現実的な表現をするために数学や力学などを使った計算をします。業務用アプリケーションを構築するときに、複雑な計算を扱うこともあります。AIの思考は数学的な論理で作られるので、AIを設計・構築するときにも必要になります。数学スキルもプログラマーが持っておきたいスキルの1つです。
ポートフォリオを準備する
ポートフォリオとは、自分がどんなスキルをどんなレベルで持っているかを示す資料やサイトのこと。プログラマー職でも、ポートフォリオを作っておけば、自分のスキルや経験を分かりやすく伝えることができます。とくにWebプログラマーやアプリケーションプログラマーを目指す人は、0からどのような作品が作れるのか、他の人と何が違うのかをアピールするためにも、ポートフォリオを作ってみましょう。
- プロフィール
- 習得したプログラミング言語、OS、ツール
- 実際に作った成果物
ポートフォリオには、プログラミングに関係する部分の自己紹介と、自分の作品の紹介を書きます。成果物は、URLを貼るなどして面接官が確認できるようにしましょう。さらに、かかった日数、コンセプト、こだわったところ、なぜその技術を選んだのか、得られたスキルなども記載しておけば、よりあなたのことが伝わるでしょう。チームで制作した成果物の場合は、制作人数、製作期間、担当箇所が分かるように書きます。
- 分かりやすいコードで書く
- 作品に込められた意図
- 成果物にはオリジナリティがあるものを
成果物は、面接のために作ったものより、自分が作りたいものや、自分がほしいものを思ったものを作ってみるといいでしょう。オリジナリティも出ますし、フリーデザインをコピーしたものよりも、あなたのアイデア力や形にする力をアピールできます。そして、作成の意図やアピールポイントがどこなのかを具体的に伝えられるようになっておきましょう。コンセプトなどを面接で質問されることもあります。
なお、面接会場にインターネット環境がなく、ポートフォリオが見られない場合もあります。念のため、Webだけでなくサイトを印刷した紙媒体のポートフォリオも用意しておくと安心です。
プログラマーになるための自己PRポイント
プログラマーになるために身につけたスキルや経験は、アピールポイントになります。どうしてそれを身につけようとしたのか、そのためにどのような行動をとってきたのか、論理的に説明できるようになっておきましょう。
ほかにも、これまでの経験が強みになるかもしれません。例えば、現職の中で次のような経験はないでしょうか。
- トラブルを克服した経験
- マネジメントした経験
- 顧客の課題解決をした経験
- 意欲を持って勉強した経験
このような経験は、プログラマーの仕事にも活かせます。どういった場面で活かせるかを考えて、アピールポイントとして自己PRに入れ込んでいきましょう。
さらに、次のような人がプログラマーに向いているとされます。もしこのような特性があるのならば、自己PRに加えてもいいでしょう。
- ものづくりが好きな人
- 論理的に考えることが得意な人
- 注意力が高くてエラーを発見できる人
- 協調性がある人
- 集中力や忍耐力がある人
- 学ぶことが好きな人
「そのような経験をしてきた」「このような特性がある」と言うだけでは、ただの自己紹介になってしまいます。そうならないように、応募先の企業・業務でどのように活かせるのか、応募先の企業は何を求めているのかを想像して、関連づけるようにアピールするように意識しましょう。
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私は新卒で入社した会社で、事務職として3年間働いています。現職で社内システムを導入し、大幅に業務が効率化されたことから、人々の役に立つサービスを作るプログラマーに興味を持ちました。現在は、スクールに通ってプログラミングを学んでいます。少しでも早く身につけたいと考えて、時間を見つけては勉強をしています。業務改善システムを開発する貴社に入社後も、新しい知識やスキルを積極的に身につけて、早く即戦力になれるよう頑張りたいと思います。